ブロードバンド時代でも巨大データの受け渡しはなかなか難しい
今日はあるお客さんから、ログの解析の相談を受けたのですが、ログが圧縮しても140MB(メガ・バイト)くらいあるということで、困ってしまいました。メール添付はせいぜい1MBくらいまでにしたいところです。
メールで巨大な添付ファイルを避けたい理由
- 送信側の送信履歴に巨大なデータが残る場合が多い。
- 添付ファイルは大抵エンコードされてから送信されるので、1.3倍くらいのサイズになる。
- メールサーバによっては受信サイズ制限を設けていることも多い。
- 受信側も受信履歴に巨大なデータが残り、中身を取り出しても添付ファイルだけ履歴から消せない場合が多い。
- CCやメーリングリストなどで、複数の人に送信すると、皆が上記の被害を受ける。
- モバイルに転送していると、受け取れないことが多い。
さすがにお客さんも、メールではなく、無料のファイル転送サービスを使いますと連絡をいただいたのですが・・・
なぜかそのサービスで当社ドメインにメールを送れないのです。サーバでログを見ていても、そもそも送信しようという形跡がなく、パケットをキャプチャしながら見ていてもつなぎにすら来ていない感じでした。
時間もないので、当社で試験運用をはじめたファイルサーバを使ってみようかと思ったら、試験用なのでファイルサイズ制限がかけてあり、それを解除してもらおうと思ったら、ちょうどソースの変更途中だったらしく、これまた時間がかかりそうとなり・・・
いっそのこと、FTPだ!と、FTPの口を開けようかと思ったのですが、そのお客さんは非常にセキュリティ管理が厳しい会社さんですので、そもそもFTPは通らない可能性が高く・・・
結局、私が現場に行くことにしました!
うーん・・・どこがブロードバンドなんだか・・・という感じですが、まあ、お客さんもお困りでしたし、行けばついでに他の部分まで確認したり、相談したりも出来ますので。実際に、行って他のログなども確認できて良かったのですが、遠方のお客さんだったら移動に時間がかかりますので、そう簡単ではないですね。
ということで、早く当社のファイルサーバも本稼働させなければならないのですが、担当メンバーは仕事が山積み状態ですし・・・まあ、忙しくてもなんでも、自分が手がけたものはちゃんと世話をする、というのはエンジニアの基本ですので、がんばってもらわねば!