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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

ちょっとしたスケッチをささっと描きたい

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南方熊楠の絵先日「ちょっとしたイラストをささっと描きたい」というエントリを書きました。今回は「図」よりはもう少し「絵」的なものという意味で「スケッチ」としましたが、まあ似たような話です。

南方熊楠の書簡を集めた『南方熊楠全集 7』(※)には、ところどころ絵が添えられていて、理解を深めてくれます。たいていはページの端に置かれていますが、中には行中に押し込んであるものも(右図)。凝った編集ですね。

 

 

ソロモンの指環の絵 南方熊楠に唸った数日後、『リストのチカラ』を贈った友人からお返しに『ソロモンの指環』という本をもらいました。本のお返しが本だなんて、なんと素敵なことでしょうか。本当に友人に恵まれています。どうもありがとう!

その本を読んでいたら、ここにもスケッチを発見。巧みな文章のおかげで絵がなくても内容は分かりますが、絵があることで臨場感と(この本の場合は)ほのぼの感が出ています。

 

 

いわゆるシンクロニシティというやつかしら、実はこれらの本を読む少し前にスケッチの本を教えてもらっていたのでした。ある日のランチで「スケッチ」が話題になり、Biz.IDの斎藤編集長かシゴタノ!大橋さんか、あるいはご両人だったか、『スケッチは3分』という本を薦めてくれました。

すこしずつ練習中。なかなか上手になりませんが、180秒集中すればかなり描けるということは分かってきました。よい本を教えてくれた素晴らしい仲間に感謝。

 

 

(※) この本を読んだ理由は、いわゆる「南方マンダラ」について学ぶためでした。当社の研究テーマである「個人の意志決定」を突き詰めていった結果、「因果関係」で捉えきれない「偶然」とどう向き合うかといった話になってきています。

「南方マンダラ」というのは、やはり書簡に添えられていた彼のなぐり書きみたいな図で、とても深く面白い発想に基づいています。まじめな方の活動記録にメモを書きましたので、ご興味のある方は読んでやってください。

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