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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

取り去る発想の難しさ

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14年ぶりに新しいアイロンを買いました。最近の(といってもいつからか分かりませんが)アイロンには、霧吹きが内蔵されているのですね。これはなかなか便利。アイロン+霧吹きですから、SCAMPERでいえばCombine発想ですね。

「一緒にできないか?」と考えるより、「取り去れないか?」(これはEliminate発想)と考えるのは難しい(例えばアイロンから何かを取り去ることで価値を高めてみよ)。

最近目にしたもので、取り去られていてハッとしたモノのことを書こう。しばしそう考えて思いつかず、結局はモノでなくサービスのイノベーションを思い出しました。

ほかのサーカス団が動物ショーを見せ、サーカス界のスターを雇い、隣接する三つの舞台で同時にショー(スリーリング・ショー)を行い、館内でのグッズ販売に熱を入れるのを横目に、シルク・ドゥ・ソレイユはこれらのうちの一つとして実践していない。
― 『ブルー・オーシャン戦略』、p33

「これを取り去ってしまえば、もはやサーカスではない」かも、というところまで取り去ることで、市場の創造に成功した事例です。

Comment(5)

コメント

ハッ!

いま、旭山動物園の本を読んでいるのですが、あそこも既成の動物園の概念を取り払うことで、独自性を打ち出した好例ですね。
あれもこれもオンすることがサービス向上だと思いがちな己にいましめの意味をこめて、心のノートにメモさせていただきます。
# オンすること-特に他者がすでにやっていることを取り入れるのはラクですから。ラクしちゃいかんだわね。

番長、コメントありがとうございます。
取り去って良くなった事例って、なかなかないですよね。

ぴぴ

なるほど、取り去るということは、人がやらなかったことをやる、ということにもつながるのですね。

mohno

Palm が流行っていた頃、「バージョンアップの際には何を取り入れるかではなく、何を取り入れないかが問題となる」という話がありましたね。携帯では Premini のように削る(代わりに小さくする)ことで受けたものもありますが、この勢いが続いているとは言えず、バランスをとり続けるのはたしかに難しそうです。かくいう私は、いわゆる全部入り携帯を使っており、これに満足しています。

Palm!シンプルで気に入っていました。壊れなければ今でも使っていたと思います。

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