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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

他とは違う検索結果が欲しいというニーズもあると思うのだけど・・・

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百度の日本語版サービスがリリースされたようである。今回はかなり力が入っているようでデザインやコンテンツが昔のものよりかなり充実している。

 それでいくつか検索してみたが、検索結果については良く言えば「普通」悪く言えば面白く無くなったという印象だ。ずいぶん前になるが百度を一番最初に使ったときに感じたのは、検索結果のユニークさである。
 百度の昔のサービスでは多分当初クロール先がGoogleやYahoo!等に比べて狭かったのだろう。他の検索エンジンでは出てこないような検索結果が出てきたものである。私は情報収集の一環として、時々自分の担当分野の特定のキーワードを使って画像やPDFやPPTを検索しているが、昔の百度だと凄くマイナーな論文とか発表資料、あるいはGoogleやYahoo!等に出てこないユニークなイラストなどを見つけることが出来たので、かえってわざと百度を使って検索することも多かった。

 検索エンジンの性能が上がって良いものがより上位に表示されるようになるのはとても良いことだと思うが、ロジックが洗練されるにつれて過去の定評あるロジックに近づいてユニークさが失われるのはちょっと残念にも思う。他の検索エンジンだと埋もれてしまうちょっと変わったものを探したいというニーズも結構あるはずなのだが・・・
 まあそういうニッチ分野にターゲットを絞るという戦略はSAGOOL等が取っているわけで、百度の今の戦略はより一般的でメジャーな分野を狙うということなのだろうけども。

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