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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

人検索が注目されている模様

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 このところソーシャルグラフ関係の話を書いていたら、ちょうど今朝「人物や企業のソーシャルグラフを表示するビジネス向け検索エンジン「SBI Business」」なんてニュースが配信。
 早速「SBI Business」というサービスを見に行った。SBI Robo社は連想検索「SBI E*Search」なんてのもやっていたから、クローリング技術を活用して企業のオフィシャルHP、Wikipedia、ニュース、ブログなどから人間関係図を描くようなものを期待していただけに、ちょっとがっかり。いまのところはどうやら複数の検索エンジンや人関係のデータを横断的に検索するメタ検索機能だけが実装されているだけで、図(グラフ)を描画するような機能は未実装のようだ。

 コンセプトとしては、フレッシュアイがベータ版として提供している「ワンページ検索」のほうにより近い感じだ。ワンページ検索のほうには「ウィキペディア参照図」というユニークな機能があって、実はこの参照図って検索時の絞り込みや周辺探索の際に結構使えるのではないかと思って注目はしている。少なくとも連想検索エンジン reflexaの連想キーワード表示方法よりも直感的だ。
 ただ今のワンページ検索の「ウィキペディア参照図」は全単語について表示されるわけではなく主要キーワードだけしか出てこない。今後対応語が増えるのに期待をしたい。

 ソーシャルグラフの話に戻すと、人検索としてはオルタナティブ・ブログでもSpockについてつい先日加藤恭子さんが取り上げ竹内さんも夏頃にLinkedInの日本進出の話を書いていた。人を捜したいというニーズは未だにあちこちで燻っているようだ。もしかしたら2008年には人検索が再注目されるかもしれない。

#でもどれも今日の時点では、なんかイマイチですね。それこそWeb素行調査で出てくる結果のほうが案外その人のバックグランドを的確に示しているような気さえしてきます(汗)

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