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オープンソースとクラウド

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さて、転職して1ヶ月がたった訳ですが、色々思っていた事と違う事があります。

その中でも意外だったのが、単に知らなかっただけかもしれませんが、IBMは「オープン」であるという事をとても重要視しているという事です。「オープン」=「オープンソース」ではありませんが、私が関わっている製品、サービスは、何らかの形でオープンソースを利用しています。

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例えば、

SmarterCloud Entry, SmarterCloud Orchestratorというクラウド管理ソフトウェアは、OpenStackChefを利用しています。利用しているだけでなく、OpenStackでは、企業として2番目に多くコントリビューションを行っています。特に、Nova, Glance, Keystoneというコンポーネントでは、最もコントリビューションを行っています。
参考: CY13-Q4 Community Analysis — OpenStack vs OpenNebula vs Eucalyptus vs CloudStack

BlueMixというPaaSは、Cloud Foundryをベースに作られたサービスです。現在、オープンベータ中ですので、是非試して、感想を共有していただければと思います。

OpenDaylightと呼ばれるオープンソースのSDNコントローラーにも深く関わっています。2014年2月に最初のリリースHydrogenが公開された事は、記憶に新しいかと思います。また、IBM SDN VEは、OpenFlow, Open vSwitchなどを利用して、OpenStackと連携できるネットワーク仮想化ソフトウェアになります。

さらに、SoftLayerといわれるIaaSでは、多くのオープンソーステクノロジーが使われていますし、オープンソースを利用した多くのシステムが動いています。例えば、Apache Hadoopを利用したビッグデータ解析システムや、MongoDB等を利用したゲームシステム等には、好んでSoftLayerが使われます。

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前職でもこういったテーマで話をする機会がありましたが、IBMでも同じようなテーマで話をする機会がありそうなので、とりあえず、少し頭の中を整理するという意味でもクラウドの構成要素をまとめてみました。(但し、構成要素は、オープンソースに限る事にします。)
今回は、IBMが関わるオープンソースだけでなく、なるべく中立な形でまとめてみました。

「あの構成要素が足りない」
「これはこのカテゴリーじゃない」

などのコメント等あるかもしれませんが、ここはざっくりと。
(※青枠: IBMが強く関わっているオープンソース)


Oss_cloud

ちなみに、こちらの構成図は、SimpleDiagrams2 で描いています。以前、「はじめてのOpenStack (PackStack) on VMWare Fusion」でシステム構成図を描くときに、@saito_hideki さんに教わって以来使っています。

構成図を描いただけで、息切れしてしまいましたので、続きは次回という事で。

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