寸借詐欺は時間の無駄だからヤメろ
先日、店舗に「タバコを買ったのに入ってない」と、怒鳴りこんできた人がいた。「またか!」年に数回あるこの行事。対応が無駄になる確率が高いため、ゲンナリとする。対応が無駄?と思われるだろうが、ほぼ寸借詐欺と思って間違いないからだ。
タバコという商品は、注文されてからタバコ什器から取る。そのままレジを打つので、ジャーナル(取引記録)に残るのだ。万が一袋に入れ忘れてた場合、カウンターに残るので、入れ忘れがその場で分かる。
多くの場合、ジャーナルを確認しても、販売記録が無い。なので、30分から1時間の確認時間が無駄になるのだ。始めから詐欺と決めつけているわけではないが、さすがに「嘘つくじゃねぇこの詐欺野郎」と、問答無用で怒鳴りたくなる。
そこで、本日は寸借詐欺の特徴を書いてみようと思う。
◯買い物時間が曖昧
レシートを持っていないことは当然として(買い物してないですからね)、買い物に来た時間がハッキリと言えないのだ。来店時間を聞くと、「2、3日前の夕方」と、言う。2日前なのか3日前なのかすら言えない。夕方というのも15時から21時位の幅がある。「21時なんて夜だろうが」と、突っ込みたくなる。
◯買い物に来た本人ではない
本人が来ればいいのに、「嫁が買い物したんだけど」とか「旦那が買い物に来たんだけど」、とんでもない奴は「知り合いが買い物に来たんだけど」とか、言い出す。どんな知り合いだよ。
◯嘘ついてるって言うの?
決まり文句と、言ってもいい。ジャーナルやVTRで記録が残ってない旨を話すと、ほぼ、この答えが返ってくる。はいはい、嘘はついてないですよね。でも、買い物した記録がないのにどうすりゃいいんだよと。
寸借詐欺なんて、証拠出せば逃げ出すと思われるだろうが、意外にしつこいんですよ。コンビニの防犯システムが分かってないのでしょう。しつこく言ってくる輩も、ジャーナルをプリントして見せながら、細かいデータが蓄積されていることが分かると、最終トークに入ります。
◯他の店かもしれない
これで、クロージング。近くのコンビニの場所を聞いてきます。しかし、当初の話では、交差点名から何からウチの店の場所を示してるんですが、必ず「他の場所かな?」などと言い放ちます。その言い訳に、買い物に来た本人では無いと言ってくるわけです。
同一チェーンでは、直接の付き合いはなくても、本部社員を通じてこういうことは、近隣店舗に確実に伝わります。ちなみに、他の店かもと言って帰った後に、その店に行ったという報告は無いです。
不況で大変なのは分からないでもないが、そこまでして、数百円が欲しいのかなぁ?
その他にも、店舗に関わる詐欺に、「店舗家賃の振り込みがない」「修理代が支払われてない」とか、様々な詐欺者が来店してきます。コンビニチェーンって、取引先と現金でやり取りすること無いんですよ。支払いのほとんどが本部経緯。
時折、騙されている店もあるので、こういう詐欺が無くならないんでしょうけど、一応、お客さんとして丁寧な対応をして時間を使うわけですから、コチラが騙されるくらいのシナリオ書いてきてくれませんかねぇ。まぁ、ちゃんと確認するので、どんな詐欺にも騙されませんがね。
タバコが入ってないなんて、レジ作業の流れからしてありませんから。よく入れ忘れる商品群はあるにはあるんですが、それを言うと、詐欺を手助けになるので言いません。
ホント寸借詐欺対応だけは「時間の無駄」なので、ヤメてもらえませんかね。なんて、ココで書いても時間の無駄か。