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社員の時に見ていた店の状況、オーナーになってから見ている店。見ている方角が違うとこんなにも違うコンビニの光と影。お客様とは何にも関係無いところで巻き起こるあれやこれ。(笑

ブレインライティング【改】テストワークをしてみた

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さて前回提案した『ブレインライティング【改】』を実際アルバイトとやってみました。
アルバイトもアイデア捻出に戸惑いを見せながらも、頑張っていました。
お題は、テスト版と言うこともあって身近なネタが良いだろうと判断し、時期的にも震災絡みのお題を出しました。
◯お題
『震災時欲しかったモノ・震災時こんなモノがあったらよかったのに』と、しました。
本来お題としては、1つに絞ったほうが良いと思いますが、初めての試みということで少し幅を持たせたお題の出し方にしてみました。
◯結果
上位を抜き出してみましょう
1位:家族の無事を素早く確認できる物 ☆29個
やはり主婦層アルバイト中心に絶大な支持。皆さん連絡をとるのに苦労したようです。
2位:携帯の充電器コーナー ☆17個
店舗ではもちろん充電池を販売していますが、商品の品切れもあったことから困った人はアルバイトにも多かったようです。
3位:店内で流せるTVラジオ ☆15個
これに関しては、著作等の問題もあるため実現の可能性は低いですが、ネット放送等を利用した実現可能な方法を探していきたいですね。
※2位と3位のアイデアは店で実現していこうと考えてます。

今回集計したアイデア数は45個でした。星の付かなかったアイデアにも、私個人的に気に入ったアイデアがいくつもあります。
例えば、ICチップと書いたアルバイトに詳しく聞くと、位置情報を伝えたり知ったり出来たら便利だと考えたようです。なるほど、携帯のGPS機能等もあるが、それとは別にあってもいいのかもしれませんね。個人情報を含めたICチップなどはSFによく出てきます。もちろん反対をする人も多いことでしょう。しかし、技術の革新により諸問題をクリアすることで可能になる時代がやってくるかもしれません。このアイデアを見てそんなことを考えました。

◯総評
・アルバイトがみんな面白がってやってくれたのがとても良かった。中には否定的な人間も出てくることを心配したが、そんなことは無かったようです。「ようです」というのは、オーナーである私が「やろう」と前面に出ると、強制的になるのではないかと思い、アルバイトにより近い副店長に作業の進行を任せたのです。

・アイデア数としては、50個は少なかったようです。ありきたりのアイデアで終わってしまった感がいなめません。やはり正式版のように100個前後のアイデアを出せるように変更が必要でしょう。
石井氏曰く「アイデアは煮詰まった後にこそ良い発想が生まれる」確かに後半に面白いアイデアが出たことからも頷けますし、このワークの終了後、夜勤のアルバイトを連れて飲みに行ったときには、もっと斬新な、しかも実現可能なアイデアが出てきました。ひとつ例を挙げると、「各小中学校に井戸を用意する」これは、確実に避難先になるであろう学校に、水を確保できる良いアイデアだと思います。

自分で言うのはなんですが、ブレインライティング【改】は集合ミーティング出来ない環境において有効な手法になりそうです。少し手を加えてバージョンアップする必要はありそうですが。
皆さんも是非アイデア創出をしてみてはいかがでしょうか。
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