書評:雑談力が上がる話し方
こんにちは!走る社長、貫洞です。最近とても暑くなってきましたので、通勤もジョギングも、熱中症に要注意ですね。塩分と水分を持ち歩いて、元気にいきたいところです。
さて、齋藤孝さんの「雑談力が上がる話し方」を読みました。「雑談力なんて、実地トレーニングで鍛えた方が良い」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この本は、普通に書いてあることを読む以外に、実用性があるのです。
1つは、営業を始めたばかりの方に読ませてあげること。著者は現役の「先生」ですので、若い方が読んで「なるほど」と思える実例もたっぷり盛り込まれています。
もう1つは、図解のわかりやすさを参考にすること。残念ながら本の中身をお写真でアップすることはできないのですが、パワーポイントで資料を作る際など、「文章や言葉で説明しつつ、パワーポイントで視覚的に訴える」かと思いますが、この本はそのあたりが絶妙で、読んだ文章が、次のページできっちり図解されていて、極論、図だけを目で追っていっても、本の中身が理解可能です。このレベルで図解化できると、プレゼンにもかなり役立つはずです。
そして、メインテーマである「雑談」ですが、雑談の仕方、トレーニングの仕方がたくさん紹介されています。本書は雑談が苦手で、泣きそうな気持で本を買った読者に、優しく語りかけます。
「芸人じゃないんだから、すべらない話を目指さなくていいんだよ」
と。救われた気持ちで、ひたすらにページを追っていくと、自分に合ったトレーニング方法のところでピタっと手がとまります。
「タクシーの運転手さんとの雑談」
「エレベーターの中でのちょっとした雑談」
「社長の仕事は雑談と決断」←わたしはこの章で、手がピタっと止まり、熟読してしまいました。
「関西人に学ぶ、リアクションの仕方」なども面白かったです。大阪では、印籠を見せたらほぼ全員「ははぁ~」とリアクションをする、など!
この本は非常に読みやすいですが、実は営業のテクニックとしての応酬話法もきっちり書かれています。
「会話はかならず相手を主役にした質問で終わらせる」など、ビジネスマンに必要なスキルが濃縮されています。
このテのビジネス書を買うのは恥ずかしい...とためらうことなかれ!きちんと読めば、雑談力がばっちり上がっちゃいますよ!
暑い日や雨の日が続きますが、そんな時こそ読書!本で頭を鍛えちゃいましょう♪晴耕雨読、晴れたら外に出て身体を動かし、雨の日には読書をしましょう♪6月も元気に乗り切っていきましょうね!