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書評:こうして会社を強くする

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 こうして会社を強くする.jpgのサムネール画像

 こんにちは。走る社長、貫洞です。

 稲盛和夫さん「こうして会社を強くする」を読み返してみました。

 稲盛和夫さんの本の中で、一番初めに手に取ったのがこの本でした。初めて読んだ時には体中に電撃が走りましたが、今、読み返すと「ああ、こんな大切なことを、惜しげもなく後進に伝えてくれるんだ」と、本の中の稲盛さんに思いを馳せ、涙があふれる思いでした。師を仰ぐ気持ちの尊さまで思い出させてくれます。


本の構成はこうです。

 

第一章 判断力を磨き上げる
第二章 事業拡大を実現させる
第三章 社員のモチベーションを高める
第四章 事業を引き継ぎ発展させる
第五章 新規事業に挑戦し成功させる
第六章 強い組織をつくる(ドキュメント盛和塾)


 一章につき5~6の「塾生からの質問」があり、それに稲盛さんが答える形の一問一答形式でこの本は形成されています。どの回答も、経営に携わっている者ならば、「ああ、そうそう!」「それが聞きたかった!」という答えが書いてあります。78歳~81歳までの3年間でJALを再生させた経営手腕は、もはや神の域に達しているとさえ感じます。

 

 この本の中で、印象に残った質問と答えがあります。
「娘婿経営者は、どのようにリーダーシップを発揮していけば良いでしょうか?」
という質問です。これに対し、稲盛さんは

「爺殺し、という言葉をご存知か?気軽に年配の方にすり寄っていって、いろいろ相談を持ちかける人の事です。人間というのは不思議なもので、厚かましくヒョイヒョイやってくると、最初は無礼だと思っていても、そのうちアドバイスをするものなのです。(中略)日頃からの素晴らしい人間関係が大事なのです」

と答えています。心得や根回しを一回りして飛び越えて、人間の本質に突っ込んで回答しています。稲盛さんが、命で回答しているように感じます。すべての質問に、想像をはるかに超えた域での回答が書いてあります。


 稲盛和夫さんの本はたくさん出ていますが、どの本も共通して、稲盛さんの理念がにじみ出ています。
「経営とは、人として正しい生き方を貫くことだ」
「人を動かす原動力は、ただ一つ、公平無私であることだ」
「全従業員の物心両面の幸福を追求する」

 一問一答形式で、稲盛さんの経営術を感じやすい本書は、経営に携わる方、起業を目指す方、皆様にぜひお勧めしたい一冊です。稲盛さんは名言も多いので、ネットで名言集を検索するだけでも、モチベーションアップになりますよ♪

Comment(1)

コメント

三田

人として正しい生き方。

一体どういった生き方を正しいと言えるのか、人の信条価値観はなかなかに集約されないものです。

とどのつまり、問題の本質は信条であり価値観の相違であり、貫けばいいとするものではないところに、問いがあるのでしょう。

読み流しではなく、こういった責任回避の基本を学ぶことこそ重要であり、血肉になるのでしょう。

例えば、孔子は天子と君子を別けて考えています。商人にとって君子となる意義は生半には見つからないと思います。

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