下請け事業と物販事業1
下請け事業から物販事業への壁にぶち当たったわけですが、今日はどっちの事業が難しいかを考えてみたいと思います。
下請け事業は一度契約すると継続して仕事があります。
1週間か1年か10年継続かはいろいろですが、物販のように一度売れて終わりというケースに比べると、継続的に売れていくことになります。
しかし、良い仕事をもらうのは簡単ではありません。
建設業界では元請けがあって一次下請け、二次下請けと続き、大きな建設現場では七次下請けとか八次下請けを見たことがあります。
親ガメの背中に子ガメを乗せて、子ガメの背中に孫ガメを乗せて・・・と書いていったら5行くらいかかりますのでやめておきます。(笑)
下請けの下請けを孫請けと呼ぶこともありますが、親ガメが100年以上生きるゾウガメでも、おそらく見ることができない孫の孫のそのまた孫の孫の孫のような下請けもいるということです。
コネも何もなしでその業界に入り込もうと思えば、七次下請けとかの下請けになるわけですが、それでも容易ではありません。
入り込めたとしても、下流に行くほどピンはねされて安くなる上に支払いも遅いので、とても割に合う仕事ではありません。
親会社の支払いが滞ったり、倒産してしまうケースもあります。
実際に周囲で見たことはあり、その間の資金繰りに苦しんでいました。
自分が契約して仕事をもらっている親会社が倒産した場合、普通は回収することはできませんが、建設業では法律で倒産した会社の親会社が面倒を見ることになっています。
だからお金はきっちり回収できるのですが、それまでに何ヶ月もかかりますので、その間の資金繰りが大変なのです。
そうした下流の状況を見て経営者から話をを聞いていると、とてもやってられないと感じていました。
幸いなことに私はもっと上の立場で仕事ができていましたが、普通じゃまず無理だと思います。
私のように抜群の経営センスがなければ無理なのです!
・・・まあ、実際は手に扇子を持っているだけで、何も考えずに思い付きで突進しただけですが。(笑)
おお~っと、話がそれかけてきました!(汗)
私がどうやって大手と契約できたかはブログに書いてありますので、物好きな方は読んでみてください。
仮に大手と契約できたとしても、下請けなら工場や設備が必要です。
私の知り合いで大手メーカーの元請けと契約した人がいました。
何かのコネで大きな契約ができたということで、とても喜んでいました。
その仕事をやるためには専用の機械設備がいるということで、確か数千万円から1億円くらいだったと思います。
工場を建てるところからですので、軽く1億円以上の投資が必要でした。
・・・なんかおかしい話に聞こえると思います。
1億、2億の規模って、このポジションの下請けとしてはすごく小規模だからです。
すでに工場設備があって、もっと大量に外注できる下請けはすでにあるのですが、なぜかあえて個人規模のような会社に少しだけ仕事を出したのです。
私のケースと比較したらわかりやすいかもしれない話を思い出しましたので、何か話がそれているような気がしますが気にせず続けたいと思います!
あ、続けようと思ったとたんに閉店の時間でした!(笑)
ということで、続きは来年のお楽しみということで~