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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

支店展開1

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前回(たぶん3回か4回くらい前)は店舗を出した件を最後まで書きました。

店舗を出して赤字運営をするにはそれなりの経費がかかるのですが、この時点ではコンクリート製品製造業が本業としてありましたので、資金は回すことができていました。

回すと言っても、いわゆる自転車操業ですが。(笑)

すでに経営状態は良くないのですが、自転車操業で回っているのをいいことに、何も考えずに勢いだけで店舗に続いて支店を出すことにしました。

オープン当初の販売員募集で勢いのある人が何人か応募してきましたので、その中から条件に合って選び抜いた人を支店長にしていきました。

・・・といえばカッコよく聞こえますが、要するにまだ生き残っていた人ということです。(笑)

最初は奈良市店です。

奈良市に販売員の広告を出したら、ものすごく積極的な人が来てくれましたので、支店第一号になりました。

小さな店舗か事務所を持っている人でしたので、それほど資金はかかりませんでした。

次は大阪支店です。

こちらも販売員の広告を見て応募してきた人で、小さな店舗併用住宅を持っていました。

パン屋か雑貨屋をやっていたような店舗でしたので、ちょっと手を加えれば店舗としても使えそうでした。

もうちょっと後には関東に進出して、横浜か横須賀に関東支店を出しました。

営業の誰かのつながりで来た人だと思いますが、誰のつながりかは覚えていません。

その支店に行ったことはありませんし、そもそも支店長が誰かも知りませんでした。(笑)

営業にお任せ状態のためほとんど記憶がなく、支店の場所も「横」が付いていたような気がするだけです。

どうも横道にそれていた気がしていましたので、それで横だけ覚えているのかもしれません・・・。

ただ、本格的な事務所になっていて、一番支店らしかったと聞いていました。

これだけポンポンと支店を出せたのは、私の実力が開花してきたからです!

と言いたいところですが、実際はたまたまですね。(笑)

事業経験があるとか事務所や店舗を持っているのを条件にしていましたので、普通の人が支店をやることは無理です。

そんな人が来るのは難しいはずですが、なぜか高い確率で普通じゃない人が集まってきてポンポンと話が進んだのです。

類は友を呼ぶということわざがありますが、高い能力を持っている経営者には、高い能力の人材が集まってくるということですね!

理念があって目指すものがあれば、それに共感する人が集まるということでもあります。

実際は理念も何もありませんし、私は普通じゃなく変なので、変な人や変わった人が集まってきただけですが。(笑)

そして、次はびっくりするくらいの大物が来ることになったのです。

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