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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

事業縮小のその後

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事業縮小の前にはいろいろな思いがありましたが、決断して短期間で実行し、計画通り成功しました。

気持ち的には意外なほどスッキリしていました。

ゼロから作り上げてきた実績や将来の可能性などを譲渡したわけですが、現状維持に限界を感じていたこともあり、後悔の念はありませんでした。

資金繰りや経営面でも影響はなく、むしろスリムになって動きやすくなりました。

懸念の一つだった世間体ですが、これも特に問題ありませんでした。

元々、店舗などとは違って外からは見えにくい事業ですので、知っている人でなければ、縮小したことはわかりません。

それ以前に、目に見えるものは事務所だけですので、一般の人は何をやっている会社かもわかりませんし。(笑)

知る人ぞ知る事業縮小だったのですが、それらの知っている人にも特に何もありませんでした。

そして、私自身のライフスタイルにも影響はありませんでした。

ゴルフ第一の仕事をしていたわけですが、それは相変わらず同じです。(笑)

むしろ、以前よりもゴルフに行きやすい状態になりました。

他にも特に悪影響はなかったと思います。

思い返せば、縮小の一番の壁は自分自身のプライドだったと思います。

縮小にはいろんなリスクもあるわけですが、それぞれに自分の変なプライドが顔を出します。

良し悪しはともかく、経営者は普通以上のプライドを持っていますので、それを変えたり曲げたりするのは難しいものがあります。

それが積み重なって、縮小に限らず逆の方向に進むには、決断、実行が難しくなるわけです。

やはり、冷静に客観的に考えて、縮小するべきとなった場合は、その決断をするべきですね。

こう書くのは簡単ですが、実行するのは本当に難しいのでした。(笑)

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