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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

仕事が忙しい時にゴルフ旅行

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コンクリート製品製造の元請けをしていて、私も工場の管理者として現場に入っている時、工場長とマレーシアまで海外ゴルフに行く話が決まりました。

その時は忙しくなかったのですが、ゴルフの日が迫るにつれて忙しくなり、仕事に追われることが多くなりました。

私はゴルフが最優先ですので、気持ち良くゴルフに行くためには、早く仕事を消化しなければなりません!

と思っていても、食べ物を消化してう○こになって出るのとは訳が違いますので、思い通りにいきませんでした。(笑)

さらに追い打ちをかけるように、トラブルやミスが次々に出て、えらいことになりました。

従業員は朝から晩まで必死に仕事をしていますが、それでも追い付きません・・・。

私も同じように、朝から晩まで現場で仕事か何かをしていましたが、その仕事も追い付きませんでした。

さらに悪いことに、出発の前日には忙しい上にトラブルも発生して、ドタバタ劇になっていました。

出発当日も朝から工場に行き、直前まで仕事をしていました。

それでも収まりませんので、「さすがに、これは無理か・・・?」と思いました。

この状況を放っておいてゴルフに行くとは、とても考えられない状況だったのです。

「どうするべきか?キャンセルか?」と真剣に考えていると、幹部が声をかけてきました。

「社長はゴルフに行ってください。後は自分らで何とかしますんで!」

疲れ果てているはずなのに、嫌な顔もせずにさらりと言ってきたのです。

その声で背中を押されて、予定通り出発することにしました。

空港に向かう道中や空港でも携帯でやりとりをして、できるだけのことをして出発したのです。

後ろ髪を引かれる思いでしたが、空を飛んでしまったらどうしようもありませんので、私の単純な頭は、すぐにマレーシアとゴルフで頭がいっぱいになりました。(笑)

数日後に帰ってくると、工場は落ち着いていました。

何ともならないような状況だったのですが、私が旅行に行っている間に何とかなっていたのです。

普通なら「もう無理!」と投げ出してしまいそうな状況だったのですが、私がいないうちに何とかしていたので、頼もしく感じました。

私がいない方が仕事がスムーズに進むだけかも知れませんが。(笑)

こんな時に、事業所の力が試されるのかも知れませんね。

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