わかっているという思い込み
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感謝の深さに気が付き、あらゆる事象が一気につながり、自分自信が成長するとともにパワーアップしました。
それからしばらくして、わらびわこのお二人から五日市さんのセミナーのお話を聞いたのです。
テーマが「感謝」ですので、ぴったりといえます。
でも、少し前に感謝の深さがわかったところですので、大勢の人と一緒に講演を聴くまでもないかも知れません。
感謝の深さや意味がわかり、大げさにいえば悟りを得たような状態になったわけですが、それだけに、まだまだ感謝が足りないこともわかっていました。
感謝の深さがわかったからこそ、まだまだ精進しなければなりませんし、勉強しなければならないと思っています。
だから、今回の講演会は私にはぴったりでした。
もし、「感謝についてはわかっているから、五日市か八日市か知らんけど、人の話を聞く必要はないわい!」と思っていたら、全然わかっていないことになります。(笑)
ひとつ例を出せば、「感謝の会」のような名前の集まりがあって、そういう活動をしている場に、今回の講演会の案内を持って行ってもらいました。
「感謝」が付いている会で「感謝」の講演案内ですから、何人かは興味を示すと思っていました。
でも、誰一人興味を示さなかったのです・・・。
私も知っている会ですので、この結果を聞いて残念に思うと同時に、「やっぱりなあ~」とも思いました。
「感謝?はい、はい、感謝が大切なのはわかっていますよ。私は毎日感謝していますしね。もう十分わかっているんですよ」
持って行ってもらった方の話も聞くと、大半がこんな感じだったと思います。
これは、かなり怖いことです。
わかっていると思い込んで人の話を受け付けないのは、独りよがりになっている可能性が非常に高いです。
人のことよりも自分のことを一番に考えて、全然わかっていないということです。
でも、「そうじゃないですよ。感謝はもっと深いですよ!」と言ったところで、「いやいや、私は十分にわかっていますよ!」という返事が返ってくるのは明らかです。
こうなったら、もうどうしようもありません。(笑)
感謝は算数のように答えが決まっているわけではありませんし、計算で出てくるものでもありません。
それを「私は十分にわかった!」と思い込むのは怖いことですし、それは誰よりもわかっていないことになります。
事業や日常の出来事も同じで、学校の勉強のように答えが出せるわけではありませんし、そもそも正解も間違いもありません。
正解も間違いも紙一重ですし、見方を変えれば正解が間違いになり、その逆にもなります。
これらは、年齢や経験に関係なく、一生かかって勉強することだと思います。
私も日々、精進あるのみです。
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