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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

五日市剛氏講演会「なぜ、感謝するとうまくいくのか」レポート

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4月21日(日)に五日市剛氏の講演会「なぜ、感謝するとうまくいくのか ~幸せになる秘訣~」が開催されましたので行ってきました。

私のブログの趣旨とはちょっと外れますが、ちょうどステンレスプール物語が書き終わったところですので、このレポートを書きたいと思います。

開催場所は、びわ湖沿いにある「ピアザ淡海(おうみ)」のピアザホールで、何百人か入ることができます。

ピアザ淡海の側面です。

建物の壁面を近くで見るとよくわかるのですが、全面タイル張りになっています。
CIMG9601.JPG

さらに近付いて見ると、壁面の縦横に黒いラインが走っているのが見えます。
CIMG9603.JPG

このラインは「シール」と呼ばれる黒い防水剤で、これで仕切られている部分が1枚の固まりになっています。

つまり、高さ4m、幅2mくらいの壁が何枚も接合されて、ビルの壁面になっているということです。

こういった部分も同じです。
CIMG9566.JPG

この1枚の壁を「1ピース」と呼んでいて、ピアザ淡海の場合は、ベランダ部分も含めて500ピース以上で構成されています。

この壁面は「カーテンウォール」と呼ばれています。

直訳すると「カーテンの壁」になりますが、別にカーテンのようにヒラヒラなわけではありません。(笑)

むしろ、強度的には従来の壁面よりも高くなっています。

現場で壁面にタイル張りをしようとすると、かなりの労力と時間がかかり、費用もかかることになります。

そこで、工場でタイル張りしたカーテンウォールを作っておき、現場でペタペタと貼り付けていけば、あっという間に壁面ができ上がっていくのです。

カーテンウォールの取り付けは、金具でジョイントしていくだけですので、現場ですべて施工するよりも、工事期間が短くなり費用も安くなるのです。

こうしたカーテンウォールは、タイル張りの壁面で多く採用されていますが、塗装壁面でも採用されることが増えています。

現場での工期が大幅に短縮されますので、今後もカーテンウォールは増えていくはずです。

ここで、「何で壁の説明なんだ?」と思われたことでしょう。

実は、このピアザ淡海のカーテンウォールは私の会社が作ったのです!

と少しオーバーに表現してみました。(笑)

このカーテンウォールは業界No.1のメーカーが製造していて、私の会社は元請けとして工場に入り込んでいて、ピアザ淡海の物件を手がけていたということです。

カーテンウォールの製造はいくつかの工程に分かれていて、私の会社は仕上げ部分や出荷を担当していました。

私は作業はしていませんが、管理者として連日のように工場でこの壁面を見ていましたし、滋賀の物件ということで、当時からかなり思い入れがあったのです。

ピアザ淡海を見る度に、「懐かしいなあ~」と思うとともに、「まだタイルは1枚も落ちていないなあ~」とホッとしているのです。(笑)

ちなみに、タイルが落ちたらえらいことになりますが、補修したタイルは落下防止措置が取ってありますので、簡単には落ちないようになっています。

このブログでは、ちょうど最初のステンレスプール工事が書き終わったのですが、この少し前の時期に、工場ではピアザ淡海の物件を製造していました。


そんなタイミングもあって、ちょっと詳しく壁面の解説をしてみました。

以上、個人的には非常に思い入れのあるピアザ淡海の壁面の解説はこれで終わります。

「お、お、お、お、おい!(By 五日市マン)」

あ、どこからか誰かの声が聞こえてきました!(笑)

何か重要なことを書き忘れたような気がしますので、思い出したら明日、書きたいと思います!

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