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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

図面を簡単に手に入れる

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ステンレスプールのパーツを製造するため、タウンページでプレスなどができる工場を探し、訪問しようとしました。

その前に、重要なことに気が付きました。

よく考えたら、訪問するのはいいものの、仕事内容を説明する資料などが何もなかったのです。

手元にあるのは、他社のカタログだけでした。

これでは、突撃したのはいいものの、「当たって砕けろ」ではなく「当たって砕ける」のが目に見えています。

そこで、図面や仕様書が絶対に必要なことがわかりました。

(当たり前やろ・・・)

パーツを製造するには図面と仕様書を元にしますので、その図面があれば、製造できるかどうかがわかります。

というよりも、それらがなくて私の適当な話だけでは、雲をつかむような話になってしまいます。

なんか順番が違うような気がしますが、これが私のやり方なのです!

というか、順番も何も考えず、思い付きで行動しているだけですが。(笑)

早速、図面と仕様書を手に入れることにしました。

私の会社が元請けとして入り込んでいて、プール工事を請け負う会社の支店長に相談して、過去に工事したメーカーの図面と仕様書を借りることにしました。

本来はあまり外に出るものではありませんが、そこは支店長とのパイプで、この流れになった強みがあります。

こうして2社の図面と仕様書などを手に入れました。

手に入れようと思ったら他の図面ももらうことができましたが、もらいすぎても大変なので、今回、受注するプールに似ている図面だけをもらったのです。

今回は、25mプールと子供用プールを同時に施工する必要がありましたので、そのパターンはあまりなかったのですが、うまい具合に2社の図面と仕様書を手にすることができました。

その中には、構造計算書なども含まれていましたので、必要な書類一式が簡単に手に入りました。

こんなに簡単に手には入っていいかどうかわかりませんが、これで一気に話を進めることができます。

なぜなら、すでに図面や必要書類ができたも同然だからです。(笑)

それを真似して図面や仕様書を作れば、最初の工程の「設計」をクリアすることができます。

それを持って工場に突撃して、パーツ製造一式ができるとなれば、設計と製造までできることになります!

そうなれば、一気に工程の半分くらいはできることになるのです。

もちろん、そんなに絵に描いたように簡単ではありませんが、手に入れた絵を抱えて、絵を描くように工場に突撃しました。

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