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「誰かが教えてくれることを信じるのではなく、自分で考えて行動する」ためには、矛盾だらけの「現実」をありのままに把握することから始めるリアリスト思考が欠かせません。「考える・書く力」の研修を手がける開米瑞浩が、現実の社会問題を相手にリアリスト思考を実践してゆくブログです。

書評:「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣

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あがり症の営業コンサルタントとして有名な渡瀬謙さん
・・・・なんて書くとナニソレと思われそうな気もしますが、実際そんなタイトルの本が出たのです。

   「あがり症営業マン」がラクに売るための6つの習慣 渡瀬謙 著

あがり症ですか・・・そうですね、実は私も身に覚えがありまくりでして。

まあ私の場合は営業をしていたわけではないですが、そもそも子供の頃から友達もほとんどいないし、人と話をするときはどうしても警戒してしまう無口な人間であったので、

人前に出るだけで全身に大汗が・・・
人生初のプレゼンで頭が真っ白に

といったところに心当たりが大ありなのです。

そんな私ですが今は見知らぬ人が何十人もいるところに出て行って話をしてその場で質問に答えるのが仕事。

そんな私に生まれ変わったその秘密がここに!! と書きたいところですが、別に生まれ変わったわけではなく、単に無口で口下手な性格ならそれを活かすように、話の組み立てを考え、あれこれと準備をしておくようにしただけなんですね。

著者の渡瀬さんとは5年来ぐらいのおつきあいがありますが、この本を読んでみると「あ、これも、これも、やってるやってる・・・」と、自分でも身に覚えがあることが多いです。

営業マンがラクに売るための6つの習慣、というタイトルですが、営業というのは要は相手の要望を聞いて提案をする仕事です。そんな立場で、特に初対面の人や大勢のまえで話をするときに「あがってしまってうまくいかない」ことに悩んだことがあるなら、この本からきっといいヒントが得られると思います。

口下手なら口下手なりに、その性格を活かして世の中渡って行こうじゃありませんか!!


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