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インフラエンジニアを楽しむ

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みなさんはじめまして、オルタナティブブログをさせていただけることになりました、ビットアイル・エクイニクスの山下と申します。

今回が初投稿になります。

どんな記事を書こうかとても迷いましたが、まずは得意な分野のインフラエンジニアをテーマにお話をさせていただきます。

私はIT業界に飛び込んでから今までインフラのフィールドでエンジニアをしております。

今更ではありますが、インフラエンジニアとは何かを紹介させていただきます。

昔からのイメージそのままにNWを作ったり、サーバーを構築したり、最近のプロダクトであればDockerなどのコンテナ環境から、OpenStackのようなクラウド環境を提供する人のことです。

アプリケーションのインストールが簡単になってしまった昨今では、環境なんてapt-getしてしまえばできてしまうと思われる方も多くいると思います。

その中でも、apt-getして入れるだけでは済まない運用や、他のアプリケーションをサーバーに搭載していくうえで、整合性を保ったり、安定したバージョンを探り提供することがインフラエンジニアにとっての肝となります。

以前、OpenStack Days Tokyo 2016で登壇させていただいた時に、Immutable InfrastractureをOpenStackに適用するといったお話をさせていただいたことがあります。

そこで話題にも出したことがあるのですが、たとえDockerを導入し、アプリケーションのブルーグリーンデプロイメントが出来たとしても、OSの脆弱性にヒットした時のことが考慮されておらず、基盤全体で見た時にブルーグリーンデプロイメントができていなかったりしてしまいます。

そういった物理からOS、アプリケーション環境を一括して、安定稼働させることを目標として働いているのが私達インフラエンジニアです。

前置きが長くなってしまいましたが、インフラエンジニアを楽しむことについて、今一度考えてみました。

インフラエンジニアをやっていて楽しいことはアーキテクチャを知り、駆使していくことが、ひとつあげられると思います。

Immutable infrastractureやブルーグリーンデプロイメント、Pets Cattleのような思想を学び、取り入れ、基盤を設計しより便利な基盤を作る営みは、革新的な技術が出てこなくともアイデアでやりくりしていくというのはインフラエンジニアの醍醐味の一つだと思います。

また、アプリケーションエンジニアの人から求められることも、楽しみの一つです。

サーバーを買い換えたり、アプリケーションに大きく手を入れることなく、処理速度を高速化して欲しいなどの要望はインフラエンジニアをとても成長させてくれます。

そもそも、なぜこのエントリーを書くに至ったかですが、インフラエンジニアの年齢層が高いという気付きにあります。

ここ最近はアプリケーションエンジニアが人気らしく、OSSの勉強会に行ってもあまり同世代のエンジニアを見かけることがなかったので、このエントリーを見てくれた人でインフラに興味を持ってくれればなと思い書いてみました。

現在インフラエンジニアはパブリッククラウドの台頭で選ばれる側にいるため、厳しい状況ではありますが、楽しみ方がわかってしまえばやりがいのあるフィールドです。

それでは皆さん、素晴らしいIT道を!

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