格安SIMを使ってみた
私個人はドコモでスマホを契約し、以下のように活用しているため、格安SIM(MVMOのサービス)に乗り換える気があまりしていませんでした。
・パケット節約のためにカケホーダイ(通話無制限)を活用
・私のスマホと妻のスマホとタブレットの3台でパケットシェア
しかし、昨年12月に事件が起きました。
妻がパケットを全部使ってしまう事件
妻は家にいる時もほとんどスマートフォンを使っていて、調べ物をしたり、Amazonミュージックで音楽を流したりしていました。
さすがに自宅にいる時はWiFiに繋いでいると思っていたら、繋いでいなかった。
結果、私の分も含めてパケットを全部使い果たしていました。
自宅のWiFiが不安定なため、ストレスが溜まってWiFiを常にOFFにしたそうです。WiFiではLINEのメッセージも届かないことが頻発していました。
どうにも自宅周辺はWiFiの激戦区になったようで、チャネルを変えても何をしても全く解決しないので、妻には使い分けをするようにお願いして、根本解決は諦めました。
代替手段を探した
昨年12月はパケットを1GB追加して対応しました。12/30の出来事であったこともあり、あと1日なら1GBで十分だろうという判断もありました。
しかし、不安が解消されるわけではないので、以下のように検討しました。
・パケットシェアの容量を増やす → 少し費用をプラスすればWiMAXが契約可能
・WiMAX → 必要な時だけお金を払いたいので微妙、エリアも不安
・格安SIM → 速度の不安はあるが、定額以外の料金体系がある
FREETELのサービスがフィット
お財布事情もあって格安SIMと呼ばれるMVMOのサービスで本格検討しました。
各社並べて比較してみたところFREETELのサービスが段階料金を取り入れていることに目をつけました。最初の100MBまでは最低金額、次の1GBまではいくらという形です。
これならば最低料金で寝かせておいて必要な時に最大10GBを使えるため、FREETEL SIM for iPhone(SMS付き)を買ってきました。
ユーザー登録をして手元に余っていたXperia Z2に刺してわずかな設定で通信できるようになりました。(SMSが使えないとアンテナピクトが立たないようなので、140円/月をケチらないようにしました。)
これでいざという時はテザリングできるという安心を手に入れました。
※FREETEL SIM for iPhoneはAndroidでも使えます。公式ページにも載っています。
しかし、安いのには理由があるはず、速度を見てみると・・・
なにはともあれ計測です。
左側がドコモ、右側がFREETELです。東京の人形町付近で平日のランチタイムに計測しました。
おろろ?FREETELの方が速い結果になりました。とは言え、1回だけの計測のためタイミング等の問題と思われます。
どちらにしても、ドコモ直接契約のSIMと同等の速度が出ると考えて良さそうです。
しかし、これは想定外。他社と比較しても見劣りしない価格帯にもかかわらず、非常に高速です。
意外と節約モード(200kbps)が"使える"
通勤中にAmazonミュージックで音楽が聴きたくなることがあり、パケット節約のために我慢していました。FREETELのSIMの節約モード(200kbps)ならばパケット量の課金対象ではないため、試してみたところ、再生開始まで少し時間が掛かりますが、音が途切れずに聴けました!
音楽よりもビットレートの低いネットラジオならば、なおさら問題ないと思われるため、ストリーミングでダラダラと気軽に流せそうです。
早く契約しておけばよかった
毎月たった500円ぐらい(通信単体ならば300円ぐらい)で暮らしが豊かになる(大げさ?)のであれば早く契約しておけばよかったと思っています。
また、ドコモとの接続料金などを考えると、このような格安SIMの事業は薄利多売、あるいは一部のプランでは赤字のように感じます。特に都内のランチタイムにスピードを出せるようにするには、どのくらいの回線帯域を契約しなければならないか、という話です。
戦略上の理由が大半を占めると思いますが、それにしても相当な企業努力が詰まっていると思うと脱帽です。
ちなみに、ステマみたいな記事になりましたが、ガチなやつです。
※参考:ドコモ、MVNO向けパケット接続料を最大56.6%値下げ
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1403/24/news131.html
2014年度の話で、毎年下がってきているので、もっと安くなっているかもしれません。どちらにしてもそんなに安いものではなく、初期投資がそれなりに必要だろうと思います。