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東大の公認サークルがシステム導入!?

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東京大学の公認サークルである「東大襖(ふすま)クラブ」でオープンソースのCRM導入が進んでいます。

ちょっとだけお話を聞いてきたので内容をまとめてみました。

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東大襖(ふすま)クラブとは

東京大学の公認サークルで、一般のご家庭などから依頼を受けて、東大生が襖や障子を張り替えるサークルです。

・・・もう一度言います。

東大生が襖や障子を張り替えるだけのサークルです。

襖の張替えって面白いのか、それで部員が集まるのか、本当にCRMは必要なんだろうか・・・疑問しかありません。

感覚でしか伝えられない技術

歴史は長く、約60年前に東京大学の苦学生が学費を稼ぐために作られたようです。

初代の部員は表具屋にちゃんと弟子入りして技術を習得し、先輩から後輩に伝統の業を引き継いでいます。

入部から1年間は仮入部の扱いとなり、襖の張替え試験を合格した人のみ入部が許されるそうです。

1年目は最初の1,2回のみ先輩から張り替え方を教えてもらい、その後、一人で黙々と修行するそうです。決まった練習スケジュールなどはなく、空き時間に部室に来て一人で修行をする日々。

ひたすら腕を磨いて、綺麗に襖を張り替えることが出来れば、ようやく2年目で入部。

最初は十数名の入部希望者も実際に入部までいけるのは2,3人だけだそうです。

・・・まさに職人への道ですね。

でも、そんなこともあって技術はプロ並み。学生と侮るなかれ。

東大生でも「感覚でしか伝えられない」と言うほどです。

やっぱりマニアック度は高い

紙の好みが人それぞれだそうです。

「手触り」「貼り心地」「柄」など部員それぞれが好みを持っていて、その話になると結構熱くなります。

特に紙のバリエーションが非常に多く、手漉き、機械漉き、編みこみ(?)など手触りや貼り心地に対してのこだわりを強く感じました。やはり好きな紙が貼れる時は嬉しいようです。

見本帳を見せていただきましたが、「こんないい紙を貼った襖みたことねーよ!」と心のなかで叫ぶぐらい良いものばかりだったりして、好奇心を刺激されてしまいました。

安いモノで数千円から、高いものは10万円超えなどあるそうです。

あとは最近の住宅では和室も減り、4枚柄(4枚の襖で1つの柄になるもの)を貼る機会が減っているため、4枚柄の仕事が来てやり終えると何ともいえない達成感があるそうです。

「襖を張り替えるだけ」と言いましたが、知れば知るほど奥深さを感じます。単純に和紙の柄や種類を眺めているだけでも楽しいです。

実は零細企業!

お客様から依頼をもらって襖や障子の張替えをしますが、この際に紙代や張替え代をもらっています。

当然ながら、紙の仕入れなどは自分たちで。

ということは、案件のスケジュール管理や仕入れ、発注、見積、請求などのお金の管理など普通の会社と変わりません。当然ながら練習用の紙なども必要なので一定の利益がないと運営できません。

ここでCRMとのつながりが見えてきましたが・・・長くなりすぎたのでまた次回。

ちなみに特設サイトで別の担当者も連載していきますので、次回お知らせします。

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