リーマン・ショックを思い出す

英国のEU離脱騒動で、世界中の株価が下落しました。日経平均は1,000円を超える下落を見せ、為替も対ドルで100円を一瞬割り込むなどリーマン・ショックを思い出すような動きを見せました。ただ、リーマン・ショックの時と異なるのは為替介入のリスクがあることか、あるいは再投票の熱が高まっているせいか、本日も思ったよりも下がっていないことでしょうか。

リーマン・ショックの時を振り返ると、エンタープライズIT分野はSE派遣切りやSI案件の中断、新規の案件が無くなるなど大きなダメージを受けました。IT系の零細企業を中心に倒産が相次ぎ、その中のITエンジニアが再就職に困ったり、大幅な年収ダウンの話も良く聞きました。

また一方では、IT投資に対して非常に後ろ向きになりつつも、この不況を乗り切るための投資も行われていました。ただし、当然ながら厳選に厳選を重ねた結果の投資のため、それ以前よりもコスト、納期、品質の全てに於いて要求のレベルが上がった印象があります。

これから世界経済がどのように動くかは予想も出来ません。私は鈍感なのか鬼気迫るような気配は感じていません。しかし、折角の機会ですので過去の不況と照らし合わせて自社のビジネスモデルを見つめなおすことや、自分自身の今後を考えてみても良いと思いました。

余談ですが、今週末に弊社シンキングリードは合宿（＋社員旅行）があります。こういう話題も織り交ぜつつ、お仕事部分は真剣に、遊ぶところは楽しんで来ようと思います。

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