不景気における社員の心理の変化

　これから時代は不景気となります。これは時代の流れとして仕方が無いと考えられます。これまでは好景気型でしたが、一気に不景気型に時代が動き出します。これは基本的に心理の変化となって現れます。好景気型の心理の基本は【不満】です。こんなに会社は儲かっているのに、どうしてこんなに給与が低いんだ！とか、どうしてこんなに労働時間が長いんだ！といった不満の要素が基本になります。それでは不景気型の心理とは何でしょうか？

　不景気になると社員の心理は【不安】となります。この会社は大丈夫なんだろうか。この会社に勤めていて将来的に問題無いんだろうか。そういった将来に対する不安が基本的な心理となります。こうした心理の変化に対して基本的な戦略は変える必要があります。これからの社員は不安を抱える訳ですから、会社としては将来の方向性を指し示す必要があります。5年や10年に渡って、今の会社で働く意味を社員が感じられる状態を作り上げる事が大切なポイントとなります。これからは心の時代にも入ります。理念や行動規範といった価値感を浸透させたり、社員に働く事へのプライドを持たせることが重要になります。一度自社でも考えてみる良い機会ではないでしょうか。

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