オルタナティブ・ブログ > 中小ソフトハウス 経営者の必要・必然 >

経営現場で必要となる経営者のマインドや視点に対する一考察

生返事の裏に隠れている本音・・・

»

 『こうすれば良いのではないですか?』『なるほど。確かにそうですが、何だか難しそうですね・・・』こんな会話、よく聞きませんか?他には『これで解決しますよ』『そうですね。検討してみます』こうした会話も日常的に耳にする事はないですか?こうした会話では、答えた相手は提示した解決策を実行する事はありません。実はこのような返事をしている人は既に実行しません、あなたの解決策には賛同できませんという意思表示をしているのです。

 私は現場支援の中で経営者に依頼をして、前述のような返事を貰うケースがよくありました。そうした時、いつも『難しいかもしれませんが、まずはやってみましょう』とか『検討して実行して下さい』というお話をするのですが、大概は何も行動されません。何でだろう、経営者は最終的にはやります、と返事をしているのに。と悩む日々が続きました。実はこうした経営者との会話を通じて、分かってきたことがあります。それは経営者が依頼の時点でやりたくない、もしくは実行に対して不安があると回答しているという裏の答えです。そこで、こうした返事が返ってきた時には、更に具体的な質問に踏み込んでいきます。『難しそうとは、どの点でそう感じましたか?』『検討するポイントを具体的に教えて下さい』

 経営者も人間です。潜在意識の働きによって現状維持が頭をもたげます。それを理解した上で、導く側が意識をしていれば、無駄な時間を過ごす事もなくなります。相手の返事には裏の心理が隠れている、現場支援を通じて学んだ事です。

※ブログをお読みの皆様にお知らせです。

メルマガを同時に発刊しています。ご興味がありましたらお読み下さい。
【ソフトハウスのための幸福経営論】好評発刊中!
http://www.mag2.com/m/0000186996.html

※ブログをお読みの皆様にお知らせ その2です。

上記メルマでもお問い合わせを多く頂いておりますが、無料小冊子『中小ソフトハウスを元気にする30の方法!』をご希望の皆様にお送りしています。昨年の4月から配布を始めて、現在632名の皆様にお読み頂いております。
詳しい内容は下記アドレスをお読み下さい
http://www.funaisoken.co.jp/site/column/column_1182960165_196.html

Comment(0)