オルタナティブ・ブログ > 中小ソフトハウス 経営者の必要・必然 >

経営現場で必要となる経営者のマインドや視点に対する一考察

【知識の移動】から【利益の移動】 コンサルタントに必要な能力とは

»

 先日、弊社代表取締役の小山の話を聞く機会がありました。その時に、コンサルタントとして大切なことに【利益の移動】を実現できる【活学】を習得していることとありました。なるほど、と実感する話でした。私たちコンサルタントは限られた時間の中で、経営者に対するアドバイスを通じて、その会社の業績向上に貢献する事を求められます。非常に短期間で業績を向上する為には何が必要でしょうか。それは紛れも無く【経営者の実行力】です。

 それでは経営者に実行してもらう為には何が必要になるでしょうか。そこに活学が必要だと言うのです。実は現場で実行されない内容というのは非常に多いのです。コンサルティング現場では経営者はやる気満々なのですが、実際には実行されないのです。それは【知識の移動】だけでコンサルタントが満足している場合です。専門的なノウハウを通じて、経営者は何となくやる気が高まります。しかし、現場を振り返ったときに、どう動いて良いのか検討が付きません。すると、行動出来なくなり、【利益の移動】につながりません。

 重要なことは利益の移動に繋がる、コンサルタントなりのルール化です。それは具体的で簡単に効果が上がりそうだという実感を経営者に持たせる内容にまで、昇華させる必要があります。コンサルタントの力はアウトプットによって決まります。それも経営者にとってすぐに実行し、効果が実感できるアウトプット、それは是非とも実行したいと思わせるアウトプットが必要なのです。私もこれから【活学】を極めていきたいと思います。

Comment(0)