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経営現場で必要となる経営者のマインドや視点に対する一考察

安売りしないという信念!

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 ある経営者から経営相談を受けました。その会社は業績上、特に相談する事の無い企業でした。何よりも驚いたのは収益性の高さです。請負開発で10%を超える利益を生み出していました。現在の状態には社長も自信を持っていました。そんな企業でも課題があるのが驚きですが、今回はなぜこの会社が利益率を高く維持できるのかという事についてお話します。

 この業界は年商が低くなるほどに収益性が悪化します。それは下請け構造の末端に位置する企業が多いため、致し方ない事もあります。しかし、前述した様な会社も存在します。その違いはどこにあるのでしょうか?実は『収益性の高い会社にする』という経営者の決断が全てです。もっと言えば『自社の価値を安く見ない』という信念が大切です。これは単純に高くしなさないという事ではありません。自社にとって品質を維持し、社員を教育し、適正な利益を残せるだけの金額をお客様から貰える様に価値を磨く事です。そして磨いた価値はそれを正当に評価できる企業にしか売らないという強い信念が大切です。

 安くしなければお客様は買わないという【価格信仰】から、安くすれば売れると勝手に考えている経営者が多いものです。しかし、安くても価値の無い商品は必要ありません。大切なのは価値と価格のバランスとそれを購買可能なお客様を選択する事にあるのです。

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