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経営現場で必要となる経営者のマインドや視点に対する一考察

素直の定義・・・

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 経営者とお付き合いする機会が多くなりました。コンサルタントになって、つくづく感じるのは経営者とはやはり人種の違う生き物だという事です。何よりも事業に対して命を賭けている、その一点において、他者を圧倒する力を持っています。どんな事も決断するのは自分ですし、失敗した責任は全て自分が被る事になります。当たり前ですが、これほど刺激的で、これほど大変な職業はないなと感じます。

 そんな人生を歩んでいくと、いつしか経営者はより個性的になります。これは創業経営者によりその傾向は明確に出ると思いますが、そうでなければ生き残れないのだと感じます。船井総研では【中小企業は99.9%社長で決まる】と考えています。だからこそ、経営者には成功の3原則が無ければいけないとも考えています。その一つが以前お話をした『素直』です。

 1月末にまた創業者である船井幸雄を話を聞く機会がありました。その時にも素直について話がありました。例えば、自分にとって分からず判断に困るような情報があったとします。自分の経験には無く、しかしそれを強く否定するだけの材料も持っていない時、まずはそれを情報として持っておきなさいというのです。その情報を排除してはいけないのです。そしてその情報についての検証を行い、正しいと信じられるものは自分の中に受け入れます。また、実践してみて効果があると信じられるものも自分に取り込みます。そういった工程を経て、情報を選択するのが本当の意味での素直だと言うのです。

 経営者は固有の価値観を持ちます。価値観とは過去の体験から自分が信じた軸であり、それは実を言えば対して根拠もありません。ところが、それは絶対的であると自分が信じてしまい、それに反する軸の話は一切受け入れなくなる経営者がいます。これは経営の幅を狭め、上手くいかなくなった時の落ち方が圧倒的に早くなります。経営者は会社が成長するに従い、この素直さの幅を広げていく事が大切です。素直という意識をしっかりと持ち、経営に活かす努力を始めると会社は不思議と好転するのです。

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