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経営現場で必要となる経営者のマインドや視点に対する一考察

正しい哲学とは

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 船井総研の創業者である船井幸雄からは、多くの経営哲学・人生哲学を学ぶ事が出来ます。今年の1月、船井社員向けに船井幸雄が語ったこれからの時流に対する対処法の一つが、この【正しい哲学を持ちなさい】ということでした。それでは正しい哲学とは何でしょうか?多くの人が自分のやっている事がやましい事だと考えて行動しているという事はありません。常に今の状況に応じた正しさの中で行動しているはずです。そういった中での一つの答えが【天地自然の理】という船井流の原理の中にあります。

 天地自然の理とは、自然界の法則に従う事が正しいとした経営原理・人生原理を指します。それでは自然の法則とは何でしょうか?『自由化・開放化・互助共生化・単純化・統合万能化・長所伸展化・公平化』という要素を持っているものを指します。今のビジネスは複雑化し、秘密にされ、お互いに競争し短所是正を考え格差を付ける社会となっています。これは明らかに自然の摂理に反する考え方であり、こうした発想で今後も経営を続けると、大きな変化に対して耐えられない状態を作る事になります。

 船井幸雄は経営者とは世の中で最も人間性を高められる職業だと評しました。私もそう思います。その為には経営及び人生の原理となる自然の摂理を理解し、自社の経営や自分の人生に当てはめてみると良いかもしれません。正しい哲学とは、そうした自然の摂理に従う素直な心が発せられるものだと、最近強く感じています。

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