神社の杜のワーキング・プレイス　8KUMO 左官仕事が進行中

この週末、八ヶ岳南麓は雨が続くとの予報でしたが、土曜の深夜から日曜の朝方にかけて、少し強い雨が降っただけで、それ以外は好天に恵まれました。この辺りは、日本で一番日照時間が長く、晴天率も高い地域でということもあり、良い方向に天気予報が外れることは、よくあります。

昨日も晴天に恵まれ、陽射しの下は暑いのですが、風はヒンヤリと冷たく、森の中は格別でした。

さて、左官さんによる壁塗り作業が進んでいます。どうして、こんなに時間がかかるのかと思っていたのですが、現場を見て、話しを聞いて納得でした。

まず、木の壁に透湿シートとラス網を貼り付けます。その上にモルタルを塗るわけですが、それも2度塗り、その上にグラスファイバーのネットを重ねて押しつけてゆきます。これで、壁の下地が出来上がります。そのモルタルを乾かすのに1週間、そこに漆喰を重ねるのだそうです。

これを室内外の壁全面をやるわけですから、手間がかかるのも当然のこと。いやはや、浅はかでした。

右側が1度目のモルタル塗り、左が塗り重ねたところです。

この写真は、グラスファイバーのネットを重ねて押しつけているところです。

室内も壁塗りの準備が整いました。上の写真が備品置き場、下の写真がカフェのキッチンスペースです。

一方で大工さんは、この間作業場で、建具や内装のための細工作りです。これがなかなか凄いことになっています。

これは、キッチンカウンターです。5cmほどの無垢の杉天板、重量感が半端ありません。これに流しや引き出しを取り付けます。天板は、カウンターとして使いますので、防水を施さなくてはなりません。大工さんと相談して、天然の蜜蝋を塗り込むことにしました。木の木目がキレイに浮かび上がり、しっとりとした雰囲気を醸し出してくれるはずです。

お盆前には、建物は完成です。ただ、いろいろと設備やら電気やら、その後も作業がありますから、直ぐにオープンとはいきませんが、楽しみにお待ちください。

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