【図解】コレ1枚でわかるオーケストレーションとコレオグラフィ
ある業務で一連のサービス(特定の業務を処理するプログラム)を連結させて全体の処理を行う方式に、オーケストレーション(Orchestration)とコレオグラフィ(Choreography)があります。
前者は、指揮者の指示に従って各演奏者が担当する楽器を演奏するように、全体の処理の流れを制御する指揮者にあたるプログラムが存在し、そこからのリクエストによってサービスを実行し、実行結果をレスポンスとして指揮者に返して次の処理に引き継ぐ方式です。これを「リクエスト・リプライ方式」と呼んでいます。
各サービスは、そのサービスを制御する指揮者が受けもっている特定の処理のためだけに利用され、他の指揮者が制御する別の処理を引き受けて実行することはありません。そのため処理が増えれば、指揮者のプログラムもその数必要となり、同時に多くのサービスが駆動されます。
一方、後者は、演劇や踊りで演技者に予め振り付けが行われるように、個々のサービスに予め動作条件や次にどのサービスを起動させるかといった設定が与えられており、それに従って、各サービスが自律的に動作する方式です。
この方式は、何らかのイベントの発生によって特定の業務処理サービスが駆動される場合が多く、「イベント・ドリブン方式」と呼ばれています。イベントには、「新規注文が入った」、「商品が入庫した」、「新規顧客が登録された」などがあります。
リクエスト・リプライ方式は、指揮者が関知できないタイミングで行われた処理や、予期できないタイミングで発生したイベントを検知して対応することは難しく、処理ができなかったりタイミングが遅れたりといったことが起こります。一方、イベント・ドリブン方式では、イベントの発生時に次に続くサービスに即座に通知できますので、処理タイミングを遅らせることはありません。また、イベントが増えても、必要なサービスだけが起動されますので、システム資源の消費量は少なく、負荷の変動にも柔軟に対応できます。このサービスを先に紹介したマイクロサービスにすれば、開発や運用を効率よく行うことができます。
次期・ITソリューション塾・第32期(10月9日開講)の受付が始まりました。
次期・第32期では、「デジタル・トランスフォーメーション(DX)の本質と実践」を基本コンセプトに、それを支えるテクノロジーや実践ノウハウなどを充実させる予定です。
そのための特別講師として、SAPジャパン社長の福田譲氏に講師をお願いし、DX時代の次世代ERPとお客様との実践的取り組みについてのお話を頂きます。
また、DXの先駆的な取り組みで成果をあげられている戦略スタッフサービス代表の戸田孝一郎氏、そんな時代の新しいセキュリティ戦略である「ゼロトラスト・セキュリティ」についてはマイクロソフト・ジャパンCSOの河野省二氏にも講師としてお招きし、新しい常識への実践的な取り組みをご紹介頂きます。
詳しくは、こちらをご覧下さい。具体的な日程や内容について、ご紹介しています。
ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA
【8月度のコンテンツを更新しました】
・量子コンピュータのプレゼンテーションに新しい資料を加えました。
・講演資料を2つ追加しました。
・動画セミナーを1編追加いたしました。
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総集編
【改訂】総集編 2019年8月版・最新の資料を反映しました。
総集編
【改訂】新入社員のための最新ITトレンド研修・2019年8月版
【改訂】これからのビジネス戦略
ITソリューション塾・最新教材ライブラリー/ITソリューション塾・第31期
【改訂】IoT
【改訂】AI
【改訂】これからの開発と運用
【改訂】これからのビジネス戦略
ビジネス戦略編
【改訂】デジタルとフィジカル(1) p.3
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとCPS p.7
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(1) p.8
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(3) p.10
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(4) p.11
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは何か(5) p.12
【新規】DXを支える4つの手法と考え方 p.64
【新規】「手段」と「目的」をはき違えるな! p.87
【改訂】事業戦略を考える p.88
【新規】共創ビジネスの実践 p.146
【新規】DXと共創の関係 p.147
【新規】イノベーションの本質 p.154
サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
*変更はありません
サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
*変更はありません
ITインフラとプラットフォーム編
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クラウド・コンピューティング編
【新規】クラウド・ネイティブとは p.106
サービス&アプリケーション・基本編
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開発と運用編
【新規】システム化の対象範囲 p.4
【新規】ITの役割分担 p.5
【新規】ワークロードとライフタイム p.6
【新規】人間の役割のシフト p.7
【新規】超高速開発ツール p.86
ITの歴史と最新のトレンド編
*変更はありません
テクノロジー・トピックス編
【新規】メモリードリブン・コンピュータ p.56-59
量子コンピュータ
【新規】物理学とコンピュータ p.3
【新規】量子コンピュータの分類 p.4
【改訂】量子コンピュータの限界と可能性 p.6
講演資料:
【大学生・講義】テクノロジーな未来は私たちを幸せにしてくれるのだろうか?
【SIer向イベント】Sierはもういらない! DX時代にそう言われないために