【図解】コレ1枚でわかるクラウドのビジネス・モデル
クラウド・ビジネスを3つのタイプに簡単に整理してみました(詳細な整理や区分については、あらためて解説させて頂きます)。
クラウドプロバイダー
自分たちが所有するシステム資源や独自のサービスを、スケールメリットを活かして低廉に提供するモデルです。
自分たちでシステム資産を持たず、コストパフォーマンスの高いパブリック・クラウドを利用し、その上に得意とする業務ノウハウを駆使してサービスを稼働させ、それを自分たちのサービスとして提供することもこのタイプに分類できるでしょう。
クラウドアダプター
プロバイダーのコストパフォーマンスは魅力ですが、独自の規格に対応しなければならず融通が利きません。そこで、この課題を補完し、共生するビジネスがこのタイプです。たとえば、サービスごとに異なるデータ形式を、簡単な操作で必要なデータ形式に変換・加工するものや、複数のシステムへその都度ログインをすることなく、1回ログインすれば、複数のサービスのログインを代行してくれるサービスなどがあります。
クラウドインテグレーター
様々なクラウド・サービスを組み合わせ、お客様専用のサービスを構築するものです。従来のSI事業者が行っている「所有」の商材を組み合わせたシステム・インテグレーションのクラウド版といったところでしょう。このタイプでは、大きな初期投資は不要ですが、クラウド独自の技術やさまざまなサービスを目利きできる力、それらを使って最適な組み合わせを作り上げるプロデューサーとしての能力が必要です。
クラウド・ビジネスのひとつの整理の仕方として参考としていただけるのではないでしょうか。
募集開始!ITソリューション塾【第20期】・10月開催
いよいよ、今年最後のITソリューション塾・東京を開催いたします。
- 期間 初回2015年10月6日(火)〜最終回12月10日(木) 18:30〜20:30
- 回数 全10回
- 定員 60名
- 場所 アシスト本社/東京・市ヶ谷
- 参加費用
- 9万円(+消費税)
全期間の参加費と資料・教材を含む
「最新のITトレンドとビジネス戦略を最新版に更新しました。
テクノロジー編【2015年8月版】(292ページ)
*新規ページを18ページを追加し、全292ページとなりました。
*最新の解説文を25ページ追加した。
・新たにERPの章を設け、18ページのプレゼンテーションを追加
・IoTおよびITインフラ(仮想化とSDI)に関するプレゼンテーションを一部改訂し、解説文を追加
・アナリティクスに関するプレゼンテーションを改訂し、解説文を追加
新入社員研修でご採用頂いています
「情報と処理の基礎は教えているが、クラウドやIoT、
ビッグデータは教えていません。」
そんなことで新人達が現場で戸惑いませんか?
平易な解説文と講義に使えるパワーポイントをセットにしてご利用
「【図解】コレ1枚で分かる最新ITトレンド」に掲載されている100枚を越える図表は、ロイヤリティ・フリーのパワーポイントでダウンロードできます。自分の勉強のため、提案書や勉強会の素材として、ご使用下さい。
目次
- 第0章 最新ITトレンドの全体像を把握する
- 第1章 クラウドコンピューティング
- 第2章 モバイルとウェアラブル
- 第3章 ITインフラ
- 第4章 IoTとビッグデータ
- 第5章 スマートマシン