最近のインディース系アーティスト事情。ロック・バンド受難?
色々なアーティストが登録してくれるおかげで、faamもだいぶ活気づいてきた。音楽のジャンルも、Jポップはもちろんのことソウル、R&B、ブルース、ジャズと結構多彩だ。もちろん、クラシックを筆頭に、まだ1曲も登録されていないジャンルもあることにはあるのだけど。
実は、登録してくれているアーティストの音楽を聴いていて、最近感じたことがいくつかあるので紹介する。
まず、最近は女性ソロシンガーがとても多い。楽曲を登録してくれているアーティストの3人に1人は女性ソロシンガーだ。視聴ランキングなんかを見てもその傾向は感じられる。メジャー同様、最近のインディーズ系アーティストの世界も、完全に女性上位だと言っていいだろう。
次に、これは女性ソロシンガーが多いこととも大きく関係しているのだが、典型的な構成のバンドがとても少ない。ここで言う典型的な構成とは、レッド・ツェッペリンのようなボーカル、ギター、ベース、ドラムからなるロックバンドのスタイルのことを言うのだが、本当に数えるくらいしかいない。
そもそもバンド自体が少ないわけだが、たまにいてもドラムが抜けてキーボードが入っていたりとか、ソフト路線のバンドが目立つ。典型的なスタイルのロックバンドは、今の時代流行らないのだろうか。
楽器で言えば、ギターもアコースティックの方が多いような気がする。エレキギターを取り入れているバンド自体が少なくなっている上に、昔懐かしいツイン・ギターになるとさっぱり見かけない。
最後に、みんなクオリティが高い。作曲のレベルも演奏のレベルも、昔と比べたら断然今のアーティストの方が上だと思う。こんなに上手いのにどうしてもっと売れないのかと、本当にそう思うアーティストばかりだ。
個人的な希望を言わせてもらえば、もう少し典型的なロック・バンドが増えて欲しいなと思っている。ツイン・ギターで、1人がスライド・ギターだったら最高なんだけど。