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クラウド戦役をZガンダム視点でわかりやすく解説するブログ+時々書評。

ラプラスの箱を求めて虹の彼方に-Microsoft Venturesを巡る3ヶ月-

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「バナージ……私ね、地球で色々なものを見たわ。知識はあったけど、実際に見て聞いて感じて、体験して初めて知ったことになるんだなって思った。私は今まで世界を知らなかったんだって」
ガンダムユニコーンepisode 6の冒頭、ネオ・ジオン袖付きのレウルーラ艦隊と共闘することになったネェル・アーガマ艦内で、ミネバ・ラオ・ザビが発したセリフである。そう、私も世界を知らない。箱の鍵たるユニコーンガンダムに内蔵されたラプラスプログラムは、その搭乗者に宇宙世紀の遍歴を体感させ、正しい価値判断を行えるように誘導するためのであったと言える。

というわけで、突然ではあるが、私、砂金信一郎は7月末よりインド Bangalore、イスラエル TelAviv、フランス Paris を約3ヶ月ほどかけてまわる修行の旅に出ることになったことを、ここにお知らせさせていただきたい。

Msv_wwtour(番号は各国のMicrosoft Venturesアクセラレーター所在地)

重力の井戸の底に吸い込まれたバナージが辿ったアフリカ砂漠地帯からトリントン基地を経由してガランシェールで宇宙に戻るルートはやや異なるが、似たようなものである。ユニコーンガンダムに搭載されたラプラスプログラムが指し示す座標をまわりながら、ラプラスの箱の在処を探すようなものである。この過程で、後にepisode 7でマリーダさんが言うところの「戸口に立っている」真のニュータイプに覚醒できるかどうかが試される、人体実験といったところだろうか。

3つの都市名だけを聞くと、何の脈絡もなさそうに思われるかもしれないが、私および第135小隊(今会計期も存続)にとって重要な意味を持つ。それは、Microsoft Venturesのアクセラレーターがうまく機能してよい結果を出している都市という点である。圧倒的な活動量と参画メンバーを誇るBangalore、アクセラレーターとしての実績が最も豊富なTelAviv、洗練されたオペレーションを実現しているParisで、それぞれ約1ヶ月ずつ滞在し、ノウハウを吸収してくるのが重要なミッションである。また、同時に現時点でさほど上手くもない英語を、英語を母国語としない国での実戦経験を積むことによって精神的な殻を取り払い、ブラッシュアップしてくることも期待されている。

枠組みとしては、Global Talent Programというマイクロソフトにおける所謂マネジメント研修の枠組みで、通常はレドモンドの米国本社への3ヶ月派遣となるのであるが、私の場合は上記背景で、例外的に別の仕立てになっている。私のキャリア開発に3ヶ月の時間と膨大な費用を投資していただけるのはありがたいことこの上ないのだが、正直、楽な道程ではない。

その過酷な戦場に旅立つ不安を、少しでも和らげるために、みなさまにひとつお願いがある。イスラエルで9月から開催するアクセラレータープログラムに、日本から参加いただけるチームとして、ご自身が応募するか、対応できそうなチームがいれば推薦をいただきたい。条件は、9月から4ヶ月間、イスラエルTelAvivに住んで、グローバル展開を狙うプロダクト開発に専念できるコミットメントとパッションを持ち合わせていること。私がイスラエルに滞在するのは8月末からになるので、最初の1ヶ月は現地でサポートさせていただけると思う。今回は、サイバーセキュリティかヘルスケアにテーマを絞っており、すでに2社ほど日本から推薦させていただいているが、より多くのチャレンジを心待ちにしている。応募は7月24日まで。

同時期には、サムライインキュベート主催のイスラエルのスタートアップ市場視察ツアーも計画されており、日本の起業家の間で、イスラエルがホットな話題になることは間違いない。真のグローバル進出を考えるのであれば、サンフランシスコ、ベイエリアだけに固執するのではなく、視野を広く持ち、グローバルに展開しやすいリソースにアクセスできる機会を見つけるべきで、イスラエルは客観的に見て非常によい都市なのだが、如何せんこれまで日本からの精神的、ビジネス的な距離が遠かったことは否めない。移住コミットした榊原さんほどではないかもしれないが、微力ながら関係性のさらなる発展に寄与できれば幸いだ。

ガンダムユニコーンepisode7の終盤、コロニーレーザーをサイコフィールドではじき返す場面で、マリーダさん(の魂)はこう言っている。
「今のお前たちには見えないものが、私には見える。ここでは時間さえ輝いて見える。どんな絶望の中にも、希望は生まれる。お前は光だ。哀しみすら糧として、道を照らせ。姫様と二人で……」
「人はいま、戸口に立っている。そこをくぐれる時が、来るのかも知れない。この虹の彼方に、道は続いている」

もし、インド、イスラエル、フランスでの修行でニュータイプ覚醒して、はじまりの地、東京に帰還することができたなら、10月以降、ちょっとオモシロイ展開が期待できるかもしれない。結局、行ってみなければわからない、Microsoft Ventures(勝手に)World Tourの状況は、随時twitterFacebookこちらのブログでもレポートさせていただきたいと思う。

ガンダムユニコーンの説明がさっぱりわからなかったという方は、こちらの「100秒でわかる機動戦士ガンダムユニコーン」動画を見てから、episode7をご覧いただきたい。

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