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秘密結社的な謎の会合 Microsoft Ventures Bar #2 4/23夜開催

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モーニングピッチに行きたいが、水曜夜に飲み会が入りやすかったり、早朝テレカン対応で木曜朝になかなか会場に行けない起業家、起業家予備軍、エンジニア、私を含む大手企業の新規事業担当者、投資家、メディアの皆様のために、Microsoft Ventures Barという取り組みを、試行錯誤しながら月に一度のペースでひっそり始めさせていただいている。

次回2回目の準備、お声がけをはじめているところではあるのだが、このブログを読んでいただいている皆様にも、そろそろお知らせさせていただきたい。

Msvbar05

Microsoft Ventures Bar #2

日時:4月23日 18:30開場、19:00開始
費用:無料(懇親会も無料)
基本的に、招待制(※意識の高い方々の参入は歓迎)
会場:日本マイクロソフト品川オフィス
参加者数:30名程度(部屋のキャパを超えた時点で登録ストップ)
参加登録:Facebookのイベントページで参加ボタンを押して意志を表明
(追って事務局より入館証を送付)

アジェンダおよびタイムテーブル:いずれも(仮)
【第一部】
19:00-19:20 オープニング、Microsoft Venturesの取り組みご紹介:砂金 信一郎
19:20-19:40 マイクロソフト社内のキーパーソンによるトーク①:小売・流通・サービス事業開発担当 藤井創一
19:40-20:00 マイクロソフト社内のキーパーソンによるトーク②:クラウドソリューションスペシャリスト 各務茂雄
20:00-20:05 スタートアップピッチ①:SHIKUMIデザイン中村さん
20:05-20:10 スタートアップピッチ②:WebPay久保さん
20:15-20:15 スタートアップピッチ③:マジックチューブ向井さん

【第二部】
20:20-21:30 懇親会

単なるイベント紹介で終わってしまってはAzureの鼓動をまったくもって感じられないので、この取り組みの狙いを開けっぴろげにシェアしておきたい。

【表テーマ】
- マイクロソフトがスタートアップの踏み台となって大手企業との業務提携やビジネス展開を行いやすくするための出会いの場
- 起業家と技術者の出会いの場
- BizSparkをはじめとしたMicrosoft Venturesプログラムの浸透

基本的に、Microsoft Ventures BarはモーニングピッチにInspireされて始まっている取り組みであるので、最初のポイントは基本的に同じである。ただ、マイクロソフトが主催しているということで、技術者成分がやや多めに配合されがちで、社畜SEとしての現状に飽き飽きしてスタートアップ系の世界に興味を持ちながらも転職を決意できずにいるようなエンジニアの方々も会社帰りに参加していただきやすいよう、平日夜遅めの時間の開催とさせていただいてる。没入すると時間を忘れて作業に勤しむエンジニアが朝に弱いのは私の周りだけの局所的な特殊解ではなく一般解であると考える。また、「出会いの場」であることから、懇親会の比重を高めにしつつも、無償で参加いただけるようにしている。今後、もしかして費用負担というより、参加者の意識レベルのコントロールが難しくなってきた場合には、参加費をいただくように変更せざるをえないかもしれないが、基本的に現状路線を踏襲したいと考えているので、参加される方にはその旨ご理解の上、オトナな対応をお願いしたい。

Msvbar1_01↑前回 Microsoft Ventures Bar #1 懇親会の様子

【裏テーマ】

- スタートアップ支援の観点で頼りになりそうな社内ネットワークの拡張
- マイクロソフト社内へのスタートアップ文化浸透

これらはどちらかというと、ご参加されるスタートアップのみなさまのための狙いではなく、かなり自己満足的な思惑である、と、正直に申し上げておく。タダより怖い物はないとお考えの方もいるかもしれないが、こういう事情があってMicrosoft Ventures Barを開催し続けているというカラクリがわかれば安心してご参加いただけるのではないかとも思う。

大手企業に所属しながらスタートアップ支援担当をされている方々のホンネは多かれ少なかれ上記2点と合致するのではなかろうか。マイクロソフト広しといえど、スタートアップのみなさまとプロトコルを合わせて盛り上がれる社員がそんなに多くいるわけではないのが実態である。そのような中であっても、理解や興味、パッションがあり、優良顧客候補との強力なパスや業界の知見、決裁権をあわせもっているメンバーも少なからず生息している。意外なところでこのような属性の方にお会いして「レアなポケモンゲットだぜ!」的な感動を覚えるは、マイクロソフトで比較的ハッピーな社畜ライフを過ごしている私のささやかな喜びでもある。今回の裏の狙いのひとつはそのような人たちをネットワークしておくことで、マイクロソフトとしてスタートアップの皆様をより機動的に支援できるバーチャルチームを作り上げることにある。

さらに、スタートアップでは当たり前の意思決定の速さや柔軟なPivotなど、ともすれば大企業病が蔓延しがちなマイクロソフトによい風を吹き込むことができれば、会社のためというより、自分の社畜ライフがより楽しくなるのでありがたいことこの上ない。誤解を恐れず言ってみれば、このような自分の都合の裏テーマのために、スタートアップの皆様にご協力いただいているという構図でもある。その対価として、表テーマである出会いの場の提供や、懇親会の費用負担などは対価として妥当であると考えている。

Msvbar1_02↑絵ヅラが濃いと評判の前回 Microsoft Ventures Bar #1 のスピーカー陣(ナカミもねっ)

一年戦争後の宇宙世紀において、収益および技術力の面で圧倒的だったのは連邦軍でもジオン共和国でもなく、アナハイムエレクトロニクス(AE)である。U.C.0083のガンダム開発計画にはじまり、ネオ・ジオン、袖付き側にモビルスーツを提供するようにもなったU.C.0096のガンダムユニコーンの世界においても、AEの優位はゆるがない。

IT業界における連邦軍的な存在であるマイクロソフトが今すべきことは、disruptiveなスタートアップのジオン的テクノロジーを積極的に引き入れることで単に技術力を瞬間的に高めるだけでなく、企業文化や組織のあり方を含め変革していかなければならない時期にある。我々Microsoft Venturesは、連邦軍の中の分離勢力エゥーゴ、その母体であるAE的な役割を果たすべく引き続き活動してゆきたい。それが地球圏全体の発展につながることを信じて。

…という思い(思い込み?)で開催される、秘密結社的謎な会 Microsoft Ventures Bar #2に参加してみたい、という方はコチラから。

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