マイクロソフトの総決起集会が思いの外ジーク・ジオンな会だった件
アトランタで開催されているマイクロソフトのグローバル決起集会に参加しているため、
今週1週間はアトランタ出張である。社内のカンファレンスなのであまり詳細に内容を
お伝えすることはできないが、世界中から1万人を超える社員が一堂に会して、普段
カンファレンスコールやメールでしか話していない人たちとの再度ミーティングを行う
のである。しかし、本来の目的は、放っておくと大企業病になってしまう恐れのある
巨大な組織を方向付けるイニシエーション?的な催しでもある。昨年12月より参画している
ルーキーの私はもちろん初参加である。
今日はNBAアトランタホークスの本拠地であるPhillips Arenaで、ド派手なキーノートが
行われた。朝8時から夕方6時過ぎまで、これでもか!というくらいに、マイクロソフトの
ビジョンや新製品、戦略についてアツいプレゼンが繰り広げられた。比較的新技術に触れる
機会の多い立場にいる私でも、初めてみるデモもいくつかあり、ワクワク感は高い。
舞台装置の造作だけでなく、ある意味お客様向けのイベントを上回る演出となっている。
厳しい経済情勢下においても、爆発的な成長を遂げいる地域の勢いを感じることもできた。
内容その他、社外秘の話が多いので詳細お伝えできないのが残念ではあるが、今年は
Windows 7やOffice2010、Windows Azureなど大型の新製品の出荷が続くBig Yearであり、
昨年度から続く全世界的な不景気が長引いたとしても、ビジネスの見通しは明るい。
ナマのスティーブ・バルマーは、さすがに迫力がある。社内向けでアクセル全開という
こともあってか、非常にエネルギッシュなプレゼンテーションであった。やはりこれだけの
規模の組織をリードするのは、並大抵のことではない。
さて、明日も8時から打ち合わせの予定。幸い時差ぼけにはなりにくいのだが、
早く寝るようにしよう。東海岸時間のアトランタの時差は日本とほぼ反対である。
---
さすがにPhillips Arenaの2階席までフルに使った、1万人以上が集まる総決起集会は、
さながら、最終決戦、ア・バオアクーにおける名場面、ギレン閣下の演説のようであった。
連邦軍内の反乱組織に参画することでジオンの理想を実現しようとしている…という
クワトロ・バジーナ妄想真っ最中の私には、複雑な思いであったが、連邦軍的な物量を
持ちながらも、ジオンの魂を忘れていないのであれば、マイクロソフトの真の力は計り知れない。
「ジーク・ジオン!」