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クラウド戦役をZガンダム視点でわかりやすく解説するブログ+時々書評。

今年の新入社員は、カツ・コバヤシ型。育成次第でクラウドを使いこなす有能なニュータイプにもなり得るか

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だいぶ乗り遅れ感はあるが新入社員ネタにのっかってみる。
身近なサンプルを見た感じから言うとカツ・コバヤシ型だろうか。

一年戦争時代、ニュータイプ部隊とウワサされていた第13独立部隊ホワイトベースに搭乗して
アムロらの影響を受けつつ、ア・バオアクー戦までともに戦い抜いた少年時代の経験もあってか、
ニュータイプとしての素養は申し分ない。当時、カツ・レツ・キッカ3人組の長兄的立場だったこともあり、
年齢の割には練れているところもある…はずだった。

しかし、7年後に登場したカツくんは、一見草食男子のようだが、実はキレキャラか?と思わせる節がある。
好きなこと、興味のあることには思い込み、盲目的に取り組む姿勢が伺える。
ニュータイプの素養は持っているが、まだ開花させきれていない不安定な存在であり、
まわりの大人がきちっとガイドできるか、目をかけてあげる必要があるだろう。

ちなみに、非ガンオタの人のために「ニュータイプ」の説明。
(ただし正解、定説には至っていない。新説ゼータではまたちょっと異なる)
「お互いに判りあい、理解しあい、戦争や争いから開放される新しい人類の姿」のことであり、
認識能力の拡大により人並み外れた直感力と洞察力を身につけ、動物的直感と空間認識能力に優れており、
離れていても他者やその状況を正確に認識し、意思疎通をする能力を発揮する。
さらに、後に開発されたサイコミュと呼ばれる脳波と兵器を連動させる機器を扱う能力を有している。

ケータイや各種ソーシャルなコミュニケーション手段を扱う能力に長けているあたり、イメージが近いのではないだろうか。
気力や体力がものをいう格闘戦用モビルスーツへの配属には向いていなさそうな気がする。

さて、いざ自分が新人くんを指導する立場に立たされるとするならば…、
ハヤトやブライトさんのような厳格な父親像的な接し方がよいのか、
アムロのような憧れの存在となってあげるのがよいのか、
エマ中尉のようなおねえさんに平手打ちしながらグイグイやってもらうか、
自称ニュータイプの玉川氏はこの世代の女子を猛禽と称しているようだが、F22を思い起こさせる例えだ)、
ファ・ユイリィのような世話焼きお姉さんの方が馬が合うのか、
結局劇中では混戦の最中、戦死してしまっているため、ベストプラクティスはわからないままである。

素養はあるが、まだ安定していない存在に、ガンダムMk-IIの運用性、戦闘力強化をはかる鍵となる
Gディフェンサーを任せてよいものか悩みどころではある。最初から合体させた状態で
エマ中尉に任せて中距離支援機とした方がリスクは少ない。
脱出ポッドでヤザンのハンブラビに立ち向かうなどして無駄に戦死させるのも気の毒だ。

戦場に飛び出してゆきたがる衝動を抑制しつつ、研修などでじっくりインキュベートするのがよさそうに思える。
あまり現場現場とけしかけると、やる気をそぐか、能力をつぶしてしまいそうな感じもする。
クラウドサービスを組み合わせて構築されてゆくであろうニュータイプ兵器が世の中に
実戦配備されるのを待って、彼らにしか運用できないツールやワークスタイルのもと、
仕事を任せるのがよいのではないだろうか。
この世代の若者には、サラ・ザビアロフの誘惑に負けることのないよう精神面でも己を磨き、
近い将来私に「これが若さか!」と言わせしめるよう、がんばっていただきたい。

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