インド人SEに勝つ必要はない。Win-Winを目指す
インドのIT大手Infosysは欧米の大学からおよそ300人のエンジニアを採用したと発表。発表内容についてリンクはこちら。インド人エンジニアに数年前までアメリカに渡ることが常識・当たり前のキャリアオプションだったことはこういうニュースの背景で見ると流れが逆と言わないけど少し変わって来ていると思います。
先週Itmediaのサイトで「インド人に勝てるSEになる」という記事を読みましたが勝つために何を目指すかまで書いてあってインド人の私に大変興味深い内容でした。個人的に「インド人に勝つ」必要はないと思う。先述の300人の採用についてInfosysはグローバルのマーケットで競争してITサービスを提供してる会社。グローバル企業にグローバルなワークフォースが必要という常識から300人のエンジニアの採用は不可欠のステップである。欧州のビジネススタイル・カルチャーに一番詳しい、その国のネーティブのエンジニアがもっとも重要な人材。彼らにオフショアの現状を学んで貰うことでアメリカに帰ったらローカルの事情の理解できるなおかつオフショアの現実的アプローチも理解しているという大事なコンビネーション人材が生まれる。日本のエンジニアについても同じく言える。インド・中国・ベトナムに渡ってオフショアの必要性・現実を勉強して日本に帰って得たスキルを生かすことが成功の鍵になるだろう。私みたいなインド人エンジニアがいくら日本にきて言語を学んで・ビジネスを理解しようとしてもオフショアの現実を理解している日本人SEも企業にとって重要の人材である。インド人に勝つより日本のビジネススタイルを経験しているインド人とインドのオフショアを経験している日本人SEのコンビであるプロジェクトチームが成功の道ではないかと考えております。