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母国インドのアウトソーシング市場・経済などの現状と今後の方向性について書くブログ

インドのオンラインオークション関連

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数年前、日本語の勉強用に購入した電子辞書がまだ使える状態なのです。この1年携帯電話でオンライン辞書が主に使い電子辞書を使う機会が減ってきました。まだ使える物だし捨てるのももったいないのでオークションサイトで出品したのです。結構小額で落札され正直「いくらで落札」よりも「誰かが使っていただけると嬉しい」ことが目的でした。オンラインオークションに私は出会ったのが02年ごろ。スキャナー・電話機からボトルキャップコレクションまであらゆる物をオークションで購入しております。Ebay

そこで今回インドのオンラインオークションをテーマについて少し書き込みします。

私は知っている限りインドでオンラインオークションが主に下記の3社のポータルから行われる
「1」eBay:インドのオークションサイトBazee.comを買収して04年にインド進出。
「2」Indiatimes Auction:オンラインチケットオークションで注目を集まっている。インドの代表的な英字新聞Times Of Indiaが設立したサイト
「3」Rediff Auctions

オンラインオークションをまだ知らない人が多いと感じました!
インドのネット利用者がまだ少数でもブロードバンドの普及で増えつつある。オンラインオークションについて聞いて見るとそれをを知らない人が多いと感じました。特にITに関係ない人の間知らない人が多いと感じました。

オークションでチケット購入が流行っている..
知り合いの両親が今東南アジアの旅行に出かけている。自分でインターネットが使えないけど知り合いから「ネットで海外旅行のチケットを安く手に入れられる」ぐらいの情報収集をしてIndiatimes Auctionsでチケットを安く手に入れたわけです。インドの国内航空キャリIndian AirlinesなどがIndiatimes Auctionsと提携し現在チケットオークションがもっとも使われるオークションカテゴリになってます。Indiatimesのチケットカテゴリだけで毎月@2億円規模のビジネスが行われているようです。ネット利用者の割に高いと思います。

課題は支払方法
特に二つの支払い方法が使われます。代引き(Cash On Delivery)とクレジットカード。オンライン振込も最近目立ちますがICICI・HDFCみたいな民間に限る。多くの方がまだ国営のSBI(State Bank Of India)などで口座を持ち今後のオンライン口座振込みサービスの拡大が注目です。

主流のチケット・携帯電話・ホテル予約オークション以外に去年eBayの発表で落札について下記の数字が出てます。

30分でデジカメ1個
45分でVCD1個
1日で中古バイク65個
1日で中古車18個
8分でダイアのジュエリーアイテム1個(これだけ想定外の数字)
15分でノートパソコン1個

などです

正直、極めて低い数字との印象を受けたのです。日本と米国のオークション市場と比較できないインドのオークション市場が数年後どんな展開を見せるかが楽しみです。

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