自然力発電開発 不沈メガフロート型洋上総合発電基地 (予想図付き)
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自然力発電開発(Plan for Power Generation by Natural Resources)不沈メガフロート型洋上総合発電基地 (Unsinkable Mega-Float Base for Multi Purpose Power Generation)
中部国際空港が海上に作られると決まった当時、製鉄会社は中部国際空港を巨大なフラットな鉄の箱であるメガフロートを使えないかを検討し、実際にかなりの大きさのモデルを作って、航空機の離発着の検討を重ねていた。
その後、結局、従来の土木工法で、知多半島の沖合を埋め立てて、中部国際空港が作られたので、この世界初の浮かぶ空港の夢は消えた。
そのメガフロートは、その後、どこに行ったかと思いだせなかったが、今回の大震災による福島第一原発のトラブルで、再利用されることになり再び姿を現した。
原発のトレンチの大量の高濃度放射能汚染水をくみ出すために、静岡で使われていたメガフロートが福島第一へ曳航されて、使われることになった。よくぞ保存されていたものだ。
このメガフロートには、私はもっと大きな期待を持っている。それは遥かに大きなメガフロートに、海上で得られる様々なエネルギーを、電力に変換することができるのではないかと考えた。
まずは、海流発電で、黒潮にしても、親潮にしても、流れがあるならばタービンを動かし、発電できるのではないだろうか。次に、温度差発電で、海面の温度と深海の水温差でタービンを回すことも理論上は可能だ。あるいは波による上下運動を使って、空気や海水の流入、流出でタービンを回す方法も考えられる。
縦横数キロ四方のメガフロートの上では、風力発電が並び、メガフロートの上はソーラーパネルが敷き詰められている。あるいは、多数の鏡が太陽光を反射して一か所に集め、高温を創り出し、タービンを回す。
こうして発電された電力を海底送電や無線送電で本土に送ることもできるが、一部の電力によって海水から水素を作り、液体水素の形で、陸上に運びエネルギー源として使うことができる。
こうした各種の海上での発電の手段を持ったメガフロート基地は、その大きさから、台風にも嵐にも避難することなく洋上に安定してとどまることができる。津波は、沿岸から離れたところでは、船には安全であるから、メガフロートは、更に安全だ。
風力発電は、一つ一つがタワーである必要はないが、一定以上の強い風の場合、自動的に畳まれて、メガフロートの内部に収納されることで安全である。
このような海の各種のパワーを可能な限り利用するために、メガフロートは、特定の場所に固定され、海流の流れる方向に姿勢を向けて、海中のタービンを回転させることができる。
このような多様な発電手段を持つメガフロートを、日本の太平洋の沖合に連結して、並べていくことで、巨大な発電パワーを作り出す。多数ならんだ洋上のメガフロート群は、現在の日本の電力需要をまかなえるかどうかは、調査してみなければならない。

海水による腐食の問題や、塩害の問題など、世界に前例がない技術や素材が必要になるが、それに挑戦することで新しい技術を手に入れることができる。このメガフロートのシステムで、大洋の魚の養殖、海水の淡水化、海水からのミネラルの抽出、海底資源の探索、海底のメタンガスの利用など、様々な用途が考えられる。
中部国際空港が海上に作られると決まった当時、製鉄会社は中部国際空港を巨大なフラットな鉄の箱であるメガフロートを使えないかを検討し、実際にかなりの大きさのモデルを作って、航空機の離発着の検討を重ねていた。
その後、結局、従来の土木工法で、知多半島の沖合を埋め立てて、中部国際空港が作られたので、この世界初の浮かぶ空港の夢は消えた。
そのメガフロートは、その後、どこに行ったかと思いだせなかったが、今回の大震災による福島第一原発のトラブルで、再利用されることになり再び姿を現した。
原発のトレンチの大量の高濃度放射能汚染水をくみ出すために、静岡で使われていたメガフロートが福島第一へ曳航されて、使われることになった。よくぞ保存されていたものだ。
このメガフロートには、私はもっと大きな期待を持っている。それは遥かに大きなメガフロートに、海上で得られる様々なエネルギーを、電力に変換することができるのではないかと考えた。
まずは、海流発電で、黒潮にしても、親潮にしても、流れがあるならばタービンを動かし、発電できるのではないだろうか。次に、温度差発電で、海面の温度と深海の水温差でタービンを回すことも理論上は可能だ。あるいは波による上下運動を使って、空気や海水の流入、流出でタービンを回す方法も考えられる。
縦横数キロ四方のメガフロートの上では、風力発電が並び、メガフロートの上はソーラーパネルが敷き詰められている。あるいは、多数の鏡が太陽光を反射して一か所に集め、高温を創り出し、タービンを回す。
こうして発電された電力を海底送電や無線送電で本土に送ることもできるが、一部の電力によって海水から水素を作り、液体水素の形で、陸上に運びエネルギー源として使うことができる。
こうした各種の海上での発電の手段を持ったメガフロート基地は、その大きさから、台風にも嵐にも避難することなく洋上に安定してとどまることができる。津波は、沿岸から離れたところでは、船には安全であるから、メガフロートは、更に安全だ。
風力発電は、一つ一つがタワーである必要はないが、一定以上の強い風の場合、自動的に畳まれて、メガフロートの内部に収納されることで安全である。
このような海の各種のパワーを可能な限り利用するために、メガフロートは、特定の場所に固定され、海流の流れる方向に姿勢を向けて、海中のタービンを回転させることができる。
このような多様な発電手段を持つメガフロートを、日本の太平洋の沖合に連結して、並べていくことで、巨大な発電パワーを作り出す。多数ならんだ洋上のメガフロート群は、現在の日本の電力需要をまかなえるかどうかは、調査してみなければならない。
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海水による腐食の問題や、塩害の問題など、世界に前例がない技術や素材が必要になるが、それに挑戦することで新しい技術を手に入れることができる。このメガフロートのシステムで、大洋の魚の養殖、海水の淡水化、海水からのミネラルの抽出、海底資源の探索、海底のメタンガスの利用など、様々な用途が考えられる。
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