国勢調査をインターネットで回答してみました
昨日、ポストに国勢調査の封筒が投函されていたのですが封筒の中に「インターネット回答の利用案内」というのがあり、さっそく試してみました。ハガキに書かれている通り「4人の世帯で20分程度」で実施でき、有用だと感じました。今後の国勢調査では、積極的にインターネットを使うことで、調査票配布・回収・集計コストを大幅に削減できるといいですね。
さて、まず「インターネット回答の利用案内」を見て目に飛び込んできた文字は赤字の「回答する際は、検索サイトを使用しないでください」で、一瞬ドキッとしましたが、これはフィッシング・サイトにつかまらないように正しいURLから「国勢調査オンライン」のサイトに来てくれということでした。
国勢調査のサイトでは図面の通り、ハガキに書かれた調査委対象者IDと確認コードを打ち込んでから調査を開始します。入口のページには「センサスくん」という赤ん坊キャラクターが描かれていて、ちょっと和みます。
いよいよログインしてみると、すぐに確認コードの書き換えを要求されますが、その後は普通の調査が進みます。個人的には、全調査項目を紙で全部見て手で書き込むよりも、クリックやプルダウンで回答できるところはそうしながら、1問1問Webサイトで回答していく方が楽だと感じました。
ただ2点ほど気になったことはあって、調査項目の1番目に”調査票(紙)の第1面下部の「世帯の種類」欄に記載されている内容を入力してください”とあり、「えっ、紙がいるの?」と不思議に思いました。IDを振りだしているので、できればここはオートフィルしてもらいたかったところです。また、「9月24日から30日までの1週間に収入を伴う仕事をしたかどうか」という質問に来たところで初めて、「あっ、国政調査ってもしかして10月1日以降に回答しないとまずかった?」という不安を感じながらも、「ここまで回答してきたし、ログインできたことだし」と思い直し先へ進めていきました。最終的に無事回答は送信できましたし、後で紙の調査票の入っていた封筒を確かめたところ「10月7日までに回答ください」とはありまましたが、10月1日以降とは書かれていませんでした。
個人的には、インターネットで国勢調査コストを下げて、5年に1回と言わず、3年に1回ぐらいやってもいいんじゃないかなと思ったのと、集計データは個人情報と完全に切り離した上で、万人がいろいろな確度から自由に詳細な解析できるような形でデータが提供されれば、もっと有用な活用ができるかもと思いました。