Paul Graham in "Joel on Software" あるいは、新しい会社に就職するときの心得
今日は角谷さんの企画で、Aardvark'd のDVDを見た。Joel on Software で有名な会社にきた Intern たち(いわゆる nerd というか、geek)が、ソフトウェアの世界になじみ、巣立つまでの 12 weeks を描いた映画。
面白かった。生Paul Grahamを初めてみたが、かなり俳優バリの存在感。いわく、
「ハッカーと言う言葉には sneaky なにおいがある。そして、もともと”創造”と”ハック”には似たニュアンスがあるのだ。例えば、相対性理論というのは、ユークリッド空間の sneaky なハックだ。」
なるほどー。(ちなみに上映会の後、角谷氏は自転車で30分以内で通える通勤路を見つけることを、「通勤ハック」と呼んでいた。)
この映画を見て、採用ということについて考えてみる。どういうタイプの人間が、この業界には必要なのだろうか。例えば、当社の採用したい人材像というのは、
- 志の高い人
- 考える技術のある人
- 柔軟な思考ができる人
となる。結局、「Javaができる人」、みたいな短期的な能力スペックは効かない。やはり効くのは「問題解決能力」。そのためには、「問題発見能力」が欲しい。そして、漫然としていては問題発見はできない。問題は、理想と現実のギャップだ。だから、「志の高い人」が必要で、その志と現実のギャップを感じ取れることが重要なんだ。それを、思考フレームワークに載せられる、つまり「考える技術」が欲しい。そして、その技術はゼロベースでありたい。Thinking out of box が出来ること、つまり「柔軟な思考」。この3点はうちの社長の「人材3訓」であるが、ぼくもこれに関しては完全同意だ。
もし、もう一点を加えるとしたら、やっぱり、
4. Ruby が出来る人、を募集です。
仕事としてRubyを使うかどうか、は置いておいて、Rubyが出来ることは強烈な採用アピールです。うちの採用に興味がある人は、hiranabe@esm.co.jp まで、ぜひ、4点のうち少なくとも3点をアピールしてください。今、東京支社を大きくする構想の中にあるので、ベストタイミングです。
あとで気づいてちょっと補足を。。。
- 志の高い人
- 考える技術のある人
- 柔軟な思考ができる人
の2と3は、ちょっと被ってますね。もう一度うちの会社らしさを入れてみると、3を2に入れてしまい、これを追加したい。
個人よりもチームのパフォーマンスを重視する人
うちの会社は「一匹狼の集団」ではない。ほとんどチームで仕事をする。だから、ファシリテーション・マインドがある人は、あちこちで人気がある。
さらに、「Javaができる」はダメで、「Rubyができる」がOKな理由は、経験からRubyができる人には、条件を満たして、さらにあまりある個性を放つ人が多かった、ということに基づいている。あくまでも経験なんですけど...。