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アジャイルに行こう!

オルタナティブ・アジャイル、オルタナティブ・オープンソースとしてのサブカルチャ、『Joel on Software』

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Joel 話題の本。とてもおもしろく、わくわくしながら読んだ。

アメリカのFog Creek Software という会社の創始者でもあり、マイクロソフトで開発経験をもつex-ギーク、現在マネジメントが書いていたブログ。

XPをはじめとするアジャイル開発も、(文化としては)サブカルチャーからメインストリームとなって しまったし、オープソースもそうだ。その中で、Joel には強い左翼性、サブカル性、ストリートファイティング性を感じる。XPやオープンソースをけなす時の口の悪さときたら、それはそれは爽快。また、マイクロソフトを擁護する発言がかなり多いとおもったら、.NET初期のマーケティングに関する罵倒もあからさまだ。

また、技術の詳細に強いのも彼のブログの特徴だ。「いかに 0-terminated の文字列という仕様 がダメか」とか、「自動開放されるヒープメモリ管理を持たない言語はなぜ生き残れないか」などと いう、例示とロジックを使った文章の説得力はすばらしい。

まあしかし一番は、文章が軽快で口が悪く、今のソフトウェア文化状況に詳しく、そして、強い信念と真理を使って他の人をけなしながら、

「ソフトウェア開発を楽しくやる」という一点において、「それをしないほど、人生は長くはない。」と公言しているリーダーである。

ということだろう。

※ちなみに、JUDE開発チームは、Joelテスト、7点です。

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