Joomla CMSを使い始めたWord Pressユーザーの感想
ブログと言ったら、Word Pressと言われるぐらいウエブデザイナーの間でWord Pressの人気はすごい!
ただ、
一般ユーザーにとっては、自分でコントロールがあまり効かない情報発信ブログツールとして映る。カスタマイズするには、システム操作だけでは出来ない場合が多いからだ。ウエブデザイナーであれば、それができる。それがウエブデザイナーの存在感となって人気があるのではないだろうか。
Joomlaは、システム操作だけでWord Press以上のカスタマイズができてしまう。プラグインをたくさんインストールしないとできないという煩わしさがない。最初から標準で装備されているからだ。
Word Pressを使ったホームページ制作をしていたウエブデザイナーがJoomlaに鞍替えをした記事を読んだ。彼女は、こんな感想を述べていた。
「Word Pressでお客様のホームページを制作するときは、色々なプラグインをカスタマイズしながら導入する必要があった。Joomlaでは、そんな手間隙がなくシステム操作だけでできてしまうのに驚いた。」
最新バージョンのJoomla 2.5であるが、今年の夏にはバージョン3.0のベータ版が登場する。3.0では、スマートフォンやタブレットを意識したコンテンツ作成、編集、修正、公開、非公開、削除などがPCだけでなくスマートフォンやタブレットでスイスイできると噂されている。
特にサイトの画面を見ながら記事編集やメニュー修正などが簡単にできる点などが注目されている。
Joomlaは、ポータルサイトの仕組みがコアになっているのでWord Pressのようにブログでの情報発信に特化していない。それ故、法人向けホームページシステムである。
Word PressユーザーがJoomlaに鞍替えをしたもう一つの理由は、お客様からの修正依頼が即座にできてしまう仕組みにある。当然、Joomlaに慣れていればの話だが。
つまり、
Word Pressのようにソースコードに手を入れずにシステム操作だけで修正ができてしまう仕組みに魅力を感じたようだ。
多くのウエブデザイナーにJoomlaを使ってもらいたいのだが、色々な障害がある。日本語の情報が少ないため英語力があるウエブデザイナーにしかその魅力が理解されていない。機能を拡張するプラグイン(エクステンション)は、すべてが英語であるため翻訳を自分で行う必要がある。
問題が発生した時、英語で情報を探す必要があるなどウエブデザイナー自身がグローバル対応化していないと対応ができないCMSである。
奥が深いので長い時間をかけて学ぶ必要がある。
Joomlaを使ってサイトを構築する仕事よりは、Joomlaを使ってビジネスを作るほうが利用価値があると私は思っている。
こんなビジネス・アプリケーションがすぐに出来てしまうからだ。
- PayPalを使ったデジタルコンテンツダウンロード販売サイト(実験事例ページ)
- PayPalを使った有料会員制サイト