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社会的にアレな人に最適化されたブログ

Amazon Kindleはメディアが待ちこがれたものか

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Amazonが発表した電子書籍リーダー「Amazon Kindle」がようやく発表されました。あまり物欲をそそられないデザインではありますが、その料金体系からは今後の紙およびブログ媒体の方向性がかいま見えます。

 これまでに発表されている情報だと、

・ハードカバー新刊:1冊9.99ドル
・新聞:月額5.99~14.99ドルの定額制
・雑誌:月額1.25~3.49ドル
・ブログ:0.99ドル

といった料金形態になっています。このうち、興味深いのはブログ。何でブログを見るのにわざわざお金を払わなあかんねん、と関西弁になってしまいそうですが、料金はブロガーと分けるようなモデルが想定されている気配。携帯電話でも見られるものにどれだけのユーザーが料金を払うのかは未知数ながら、広告収入以外にも収入源が発生したという意味では、ブロガーにとって福音かもしれません。自動配信機能もあるようだし。

 これがカラーで表示できるなら、一部の雑誌なども積極的にこちらに移行できるでしょうし、幾つかのWebサイトは自らのコンテンツを書籍風に編集し直したものを販売するかもしれません。技術系の連載などが数百円だったら払ってもいいかも。

 購入したものはSDカードなどにも保存できるようですが、あとはこのあたりの著作権保護機能がどうなっているかで、メディアの動きが決まってきそうです。と、まぁ他人事のように言っていますが、結構興味津々です。

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