世界のほんの片隅から
ちょっとホットかもしれないニュースが入ってきた。IDG Global Headlineが伝えるところによると、中国Linux業界で大型合併の可能性が持ち上がってきたという。
記事を見る限り、Turbolinux China、Red Flag Software、Co-Createなどが合併のための話し合いをしているようだ。その背景には中国独自で、かつグローバルの要求にもきちんと適合したLinuxディストリビューションの開発を行うことで、そのプレゼンスと価値を高め、あわよくばその企業のIPO、といったところにあるようだが、これまで結構好き勝手にやってきた感もある中国のLinux企業だけに、ようやくグローバルとの意識のズレがなくなってきたのかなと思う。
上記の3社は、この6月にOSDLとLinuxソフトウェアの共同開発で合意している。このとき名前が挙がっていた企業としてSun Wah Linuxなどもいるわけだが、どうも今回の話し合いには加わっていない様子。まぁ、Sun Wahは先日DCCAに加入していることを考えても、この輪には加わらないだろう。一応先日のLinuxworldで会ったSun WahのRoger So氏にメールを送ってみる(その前に国内でも情報収集せねば)。
個人的には、上記3社が本当に独自のディストリビューションとか言い出しているのならその具体性を考えるに少し危険な臭いもする。また、Red Flag Softwareが合併という決断をした場合、Asianuxの存在意義がどのように変わるかは興味深い。すぐにAsianuxステ、とはならないだろうが、Asianuxを取り込む可能性も将来的にはあるかもしれないことを考えると、ミラクル・リナックスの今後は少し気になるところ。
とりあえず記事だけでは詳しいところが分からないので、状況の把握に努めることにします。
そういえば、Google Talkの募集をしたところ、たくさんの方にご登録いただきました。何人かベンダーの方もいたりして感謝感激にございます。ガシガシリリースください。メールより対応が早いかもしれません。でも……何人かまったく分からない方もおられるんですよね……勇気を出して話しかけなきゃ……。小泉さんかな……。「感動した!」とか言われたらどうしようかな……。3点リーダ使いすぎだな……。