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Ubuntuスマートフォン実現に向けクラウド調達を選んだCanonical

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CanonicalがハイエンドのUbuntuスマホ「Ubuntu Edge」をクラウド調達するキャンペーンをIndiegogoで開始した。目標調達額は1ヶ月で3200万ドルと、クラウド調達にしてはかなり高いハードルを自ら設定した。だがすでに初日限定の600ドルは売り切れ(応募枠の5000を超えたため)。すでに1割以上が集まっている。

新しいスマホOSのニュースが続く中、クラウド調達は面白いアプローチといえる。もちろんCanonicalはキャリアやメーカーと組んで通常の方法での開発・製造も進める。だがクラウド調達により話題を呼べるし、市場の反応をテストできる。すでにPebble(Kickstarterで1000万ドルを調達)の例があるので携帯電話に限った話ではないが、これまでの製品のマーケティングが変わってきたように思える。

今週はこのほかにも、Mozillaが「Firefox OS」のリリースサイクルを発表、「Tizen」をプッシュするIntelとSamsungがアプリ開発コンテストなど、新しいモバイルOS関連のニュースが続いている。Samsungは秋、サンフランシスコで単独で開発者カンファレンスを開く予定も発表している。

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