Nokiaが今年の夏でSymbian端末の出荷を終了ーー「Nokia 808 PureView」が最後に

NokiaがとうとうSymbianベースのスマホ出荷を終了する。Nokia最後のSymbianとなったのは、2012年のMWCで登場した「Nokia 808 PureView」。今後はWindows Phoneの「Lumia」とSeries 40ベースの「Asha」の2本立てで厳しい競争に挑む。

6月11日にFinancial Timesが報じたところによると、Nokiaは今年の夏にSymbianの出荷を終了するという。Microsoftとの提携によりWindows Phoneをスマホのプラットフォームとして採用する戦略を発表したのが2011年2月。2013年第1四半期の出荷台数は、Symbianは50万台、Lumiaは560万台となっている。Windows Phone採用を発表した当初から2年かけて移行を進めていくとしていたので、Symbianの出荷終了はほぼ計画通りといえる。Symbianの歴史は紆余曲折あるが、最終的にNokiaが取得、その後2011年にNokiaはSymbianの開発グループをAccentureに移管している。

iPhone登場前に世界を制覇していたSymbianがいよいよ終わりを迎えることになりそうだ。