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Joostの終焉? メディア企業に一部資産買収

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今年7月に一般消費者向けからホワイトレーベルに戦略を変換していた動画サービスJoost(オランダ)、11月24日にオンライン広告/マーケティング事業者の英Adconion Media Groupに商標など資産の一部を売却した。

Adconionは今回、Joostの商標、Joost.com、一部技術を買収した。金額は非公開。これにより、Joostに何が残っているのかもよくわからない。

Joostは「Venice Project」として、Skypeの共同創業者、Niklas Zennstrom氏とJanus Friis氏が立ち上げたベンチャー企業。2007年にサービスを開始した当初は注目を集めたが、経過は振るわなかったようだ。7月の戦略変換により、ホワイトレーベルとして、Webチャネル展開を図るケーブル事業者などに向けてプラットフォーム提供を目指していた。

Joostは事業不振だけでなく、経営面も揺らいでいた。9月の株主投票により、取締役会長のMike Volpi氏解任が決定、Volpi氏の任期中の行為について調査が行われている。Volpi氏は6月にJoostのCEOを退任し、VCのIndex Venturesに移籍しているが、調査は主として、Skypeの買収を巡るもの。すでに、Volpi氏がZennstrom氏とFriis氏の意向に関する情報を他の投資家に報告していたことが明らかになっている。

このような経緯があり、先に取引が完了したSkype買収にIndexは加わっていない(Zennstrom氏とFriis氏は対Skype/eBayの特許訴訟で和解し、取引に参加している)。このあたりについては、この記事も参照ください。

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