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苦しい内容となったNokiaのQ1

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Nokiaの第1四半期の業績報告書は苦しいものとなった。売上高は前年同期比27%、純利益は90%も減少した(ニュース記事はこちら)。スマートフォンは成長市場なので、景気だけを理由にできない。

シェアは37%を維持したが、今期の明るいニュースは、タッチ画面の「Nokia 5800 Xpress Music」が260万台を出荷したことぐらいのようだ。個人的には、中国、欧州など他の市場がすべてマイナス成長となる中で、北米の出荷台数が前年同期比30.8%増となっているのも好材料だと思う。

Nokiaは6月に最新のフラッグシップ端末「Nokia N97」の発売を開始する計画だが、当面は、N97がどの程度ヒットするのかに注目が集まりそうだ。ちなみに、同時期にAppleが最新のiPhoneを発売すると予想されている。

同日、英Sony Ericssonも業績発表を行ったが、こちらも赤字拡大、人員削減と明るいものではなかったようだ。

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