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ITUのICTランキング、首位はスウェーデンに

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ITUが5年ぶりにICT発達度ランキングを発表した。首位スウェーデン、3位デンマーク、5位アイスランド、6位ノルウェイ、9位フィンランドと、予想通り北欧諸国が上位を占めた。日本も18位から12位に順位を上げた。韓国は堂々の2位だ。

ITUはこのランキングとともに、ICTにおける全体のトレンドを示すデータも紹介している。

携帯電話の100人あたり加入者数は61.1人で、固定電話は18.9人--固定から携帯電話へのシフトは明らかだ。インターネット利用者は23人に増えているが、インターネットでもモバイルブロードバンドの利用者が固定ブロードバンドを上回る勢いだ(現在、固定ブロードバンドの利用者は100人あたり6.1人、モバイルブロードバンドは5人)。

ICTの価格(固定電話、携帯電話、インターネットブロードバンドの料金)では、シンガポールが最も安く、次いで米国、ルクセンブルグの順。日本は20位以内に入っていない。

一方、Gartnerが同日発表した携帯電話販売台数に関する報告書によると、第4四半期の携帯電話販売台数は前年同期比4.6%のマイナス、2008年通年では前年比6%増にとどまっている。

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